詩集『眼の海』、『瓦礫の中から言葉を わたしの<死者>へ』 辺見庸著 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

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2011年3月11日、<アトノセカイ>へ。


◆詩集『眼の海』毎日新聞社刊

「BOOK」データベースより
あの日より始まった海・死・宇宙をつなぐ、
目くるめく原光景の巡覧。

伝えられた風景はすべて偽造。
これが地獄めぐりの美しき真景である。

稀代の詩的確信犯による言葉の繚乱と官能的狼籍…
驚倒の書き下ろし詩篇「フィズィマリウラ」を併録。



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◆『瓦礫の中から言葉を わたしの<死者>へ』NHK出版

「BOOK」データベースより

3・11後 、ますますあらわになる言語の単純化・縮小・下からの統制。

「日本はどのように再生すべきか」…発せられた瞬間に腐り死んでいく
これらの言葉に抗して、
“死者”ひとりびとりの沈黙にとどけるべき言葉とはなにか。

表現の根拠となる故郷を根こそぎにされた作家が、
それでもなお、人間の極限を描ききった原民喜、石原吉郎、堀田善衛らの
言葉を手がかりに、自らの文学の根源を賭け問う渾身の書。