煮凝り・にこごり | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。









   煮凝りやここに人間探究派                     掌










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  <煮凝り・煮凍り >

魚の煮汁が寒気のために固まったもの。

また、魚の汁を多くしてにて、
ゼラチンや寒天質を補って固た食品。


冬の季語。



◆人間探究派 ウキペディア

人間探求派(にんげんたんきゅうは)とは、

俳句において、

自己の追求がそのまま俳句の追求になるように、

自己の内面を生活のうちに詠もうとするもの。



「俳句研究」1939年8月号(改造社)に
掲載された座談会「新しい俳句の課題」は、
当時難解派と呼ばれていた中村草田男、加藤楸邨、
石田波郷、篠原梵が参加して行われた。


座談会は、同誌編集長・山本健吉の
「貴方がたの試みは結局人間の探求といふことになりますね」
という発言に、

加藤楸邨が「四人共通の傾向をいへば『俳句に於ける人間の探求』と
いふことになりませうか」と受けて締め括られ、

この4名に代表される作品の傾向が
人間探求派と呼ばれるようになる。



人間探求派と称された俳人

中村草田男 (1901年(明治34年)7月24日 - 1983年(昭和58年)
      8月5日)

加藤楸邨 (1905年(明治38年)5月26日 - 1993年(平成5年)7月3日)

石田波郷 (1913年(大正2年)3月18日 - 1969年(昭和44年)
     11月2