今年の初芝居は「浅草新春歌舞伎」夜の部。
若手が一堂に会す。
◆演目はお年玉〈年始ご挨拶〉
舞台上より、出演者が部替わりで新年のご挨拶を。
この日は春猿丈。
◆猿之助四十八撰の内
通し狂言 敵討天下茶屋聚(かたきうちてんがぢゃやむら)
序幕 四天王寺の場より
大詰 天下茶屋村敵討本懐の場まで
安達元右衛門/片岡造酒頭 亀治郎
安達弥助 男女蔵
早瀬源次郎 巳之助
源次郎許嫁葉末 壱太郎
人形屋幸右衛門 薪 車
伊織妻染の井 春 猿
早瀬伊織 亀 鶴
東間三郎右衛門 愛之助
この演目は初見。
一時は悪は栄えといった場もあるが、
めでたく本懐をとげる勧善懲悪のもの。
役者を楽しめる芝居。
亀治郎丈が大活躍。
客席に下りて駆け回る。
席が花道のちょうど七三のところで、
見得をきった眼球の位置まではっきりと見える!?
役者の身体を感じる、じつにリアル。
猿之助丈なら、どう演じたのか、
観たかった、とも。
26日まで。