卵子凍結とは
今回は当院で行っている卵子凍結のお話をさせていただきます
そもそも卵子凍結とは…
現在の年齢で卵子を凍結保存し、将来の妊娠する可能性を高めることを目的に行います。
女性の妊孕性は30代後半から大きく低下しますが、主な要因は老化によるものです
卵子は年齢とともに質の低下や数が減少していきます
また、DNA異常の割合も増えてくるため流産率が高くなったり、染色体異常の卵子が増えて来ます
そのため、加齢に伴って妊娠しにくくなると言われています
卵子の凍結は、凍結した年齢の卵子が保存できるので、保存した卵子はそのままの質が保たれ、妊娠に期待ができます。
卵子の凍結は妊孕性が望める30代前半までに行うことが望ましいとされています
⚠️卵子凍結のリスクとは?
卵子の質は年齢によって決まるので、凍結保存をすることで質を保つことが可能です。
しかし、凍結卵子には、凍結、融解によるリスクがあります。
卵子の受精率、胚盤胞率は凍結していない卵子と比べるとどうしても成績は落ちてしまいます
卵子を凍結したら必ず妊娠できるというという確約が得られるわけではありません。
精子や母体の年齢も妊娠に大きな影響を与えます。
卵子凍結は将来への保険であり、将来の自分に多くのチャンスを残しておくという一つの選択肢です。
卵子凍結はどんな場合を考えたらいいのか?
◉今は結婚よりも仕事を優先したい方
◉将来結婚して子供を希望されている方
◉未婚で家庭の事情(介護など)で、現在妊娠や出産が難しい
◉今後のご自身のライフプランを考えて今のうちに質の良い卵子を凍結保存しておきたい方
◉卵子凍結に興味がある方
当院は卵子凍結を行なっていて、ご相談も承っております
また、当院では凍結した患者様の卵子を、卵子凍結専門の保管委託業者Grace Bank社と提携しています
将来結婚し、転居する可能性にも対応でき、安全に長期保存していただくための提携になります!
卵子凍結に関しまして、各種検査(プレコンセプションケア)後に検討していただくことも可能です
卵子凍結が気になっている方、どうしようか迷われている方など、お気軽に当院までご連絡ください☎
045-228-1680