不妊治療が4月から保険適用されるようになって当院でも特に体外受精の治療へステップアップされる患者様が増えているように感じます。
体外受精の治療で不安なことは 採卵や移植だったりだと思います。いろいろと不安に感じることばかりと思いますが、その中の1つに毎日の卵を育てるための注射💉がイヤだなと思っている患者様も多いとおもいます。
そこで先日、実際に注射練習をされた患者様の感想を紹介したいと思います。
当院で使用している卵を育てるお薬は数種類ありますが、今回はペンタイプ注射器の薬剤で練習しました。
ペンタイプ注射器っていうと糖尿病治療のインスリン注射のイメージです。注射器の中にお薬が入っていて注射器に針を取り付けてお腹に刺す、とまあこんな感じなんですが、そもそも自分の身体に自分で刺すということがハードルが高いですよね。
何を隠そうわたしも自分に刺すなんて考えられません。
ただこの注射器で使う針はとっても細~いんです!
例えるなら普通の針が私の太い二の腕だとしたら使う針は赤ちゃんの指くらいの細さでしょうか かえって分かりにくいですね!
患者様も想像していたのより細いんですね!との感想でした。
お腹に刺しても刺さったことが感じられないくらいです。
いざお薬の注入まで終えた感想は「全然痛くなかったです。」とおしゃっていました。
練習前までは「怖いので練習してみて無理そうなら通院します」といわれていましたが練習後は「自己注射出来ます」と
笑顔で練習を終えました。
ペンタイプ注射器のメリットはお薬が注射器に入っている状態なのでお薬を溶かしたり注射器で吸ったりなどの手順がありません。指示された単位数にダイヤルをセットして打つだけです。
自分で注射が出来れば来院する負担が減ります。注射だけの来院でも時間の負担がありますよね
実際に注射練習を体験されると「想像より意外とハードルは低かった」と思ってもらえるのではと思います
自分で注射をする自信がないという患者様もスタッフに相談してもらえればと思います。
他にも不安なことはたくさんあると思いますが少しでも患者様の不安が和らぐようにサポートしていきたいと思っています。