胚移植後の生活 | 馬車道レディスクリニックのスタッフブログ

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あいにくのお天気がつづき、気持ちも憂鬱になりがちですがショボーン

みなさん元気にお過ごしですかはてなマーク

 

今日は、たびたび質問をいただく、

『胚移植後はどのように過ごしたらいいですか??

にお答えします。

 

先日、『胚移植後から妊娠判定までの身体活動量(歩数)と継続妊娠率との関係』

という文献が発表されました目

 

まず、胚移植直後の安静の必要性については、妊娠率にポジティブな影響を及ぼさないショック!

かえって、ネガティブな影響を及ぼす可能性があるあせることから、不要バツレッド

とのコンセンサスが、すでにほぼ形成されています。

 

一方、胚移植後の身体活動量の妊娠率への影響については結論は定まっていませんもやもや

 

そこで今回の研究では、凍結融解胚移植後から妊娠判定までリストバンド式活量計で得られた1日あたりの歩数が

その後の継続妊娠率に影響を及ぼす否かを前向きに検討したようですあしあと

被験者は凍結融解胚移植を受けた38歳未満のART女性患者50名。

胚移植直後から妊娠判定までリストバンド式身体活動量を測定してもらい、1日あたりの歩数と継続妊娠率との関係を解析しました。

なお、身体活動については特別な指導は行わず、普段どおり生活してもらうために

医師も患者も活動計に蓄積されている歩数をみることは出来ないようにしていたそうです。

 

50名の被験者の継続妊娠率は30%でした。

統合解析の結果、被験者全体の胚移植当日の歩数の中央値は胚移植後の2日間と比べて有意に少なかったことがわかりました。

また、妊娠群と非妊娠群の胚移植後から妊娠判定までの1日あたりの歩数の中央値は有意な差はありませんでした。

これらの結果から、凍結融解胚移植後の歩行は妊娠率に悪い影響を及ぼさないビックリマークという事がわかったため、

胚移植の後はすぐに日常の運動に戻るべきでとある合格と結論づけています。

 

胚移植後は、安静にしてた方がいいんじゃないかな!?

あんまり動いちゃいけないんじゃないかなあせると、

不安に思う患者様もいると思いますが、今回の研究結果のように

運動することにより継続妊娠率が下がることありませんOK

 

不妊治療ではホルモンのバランスを良くするためにも

健康な生活(バランスのいい食事・適度な運動・しっかりとした睡眠)が重要です。

もちろん膣からの出血があった場合には安静が必要な場合はありますが、

不要な安静はせず適度な運動を心がけましょうウインク