今回はART治療編④ 精子を活性化させる培養液、ペントキシフィリンについてお話します!
精子は運動性を持っていなくても、生存していることがあります ![]()
顕微授精を施行する際、運動精子が少ない状態から正常形態良好精子を選ぶのは数が絞られてしまうことがあります。きれいな形の精子は止まってしまっていて、形の良くない精子が元気よく動いていることも多々あるからです ![]()
そこでこのペントキシフィリンを使用することによって、
非運動生存精子を活性化させて運動性を持たせることで可能です ![]()
(生きていない精子はペントキシフィリンに入れても動きません)
これによって動いてなかった生存正常形態精子からも選ぶことが
可能になるのでさらに幅広い選択肢の中から
正常形態良好精子を選ぶことができるようになります ![]()
精子数はあるのに運動精子が極端に少ない方、全体的に精子の所見が良くない方にとって
有効な治療の一つです ![]()
使用する際には顕微授精の適応となります。
IVFの振りかけ法の方には適応しておりませんので
ご注意ください ![]()
当院では、ART前に必ず精液検査を行います。
その段階で必要そうな方にはスタッフからお声かけさせていただいております ![]()
そこでまた詳しくお話させていただいて、使用するかどうか決めて頂いています。
(ご希望があれば使用をすることはもちろんできますが、個別発注となりますので、気になる方は事前にお声かけくださいね
)
詳しくはスタッフまでお尋ねください ![]()