先日、培養液メーカーさんが主催するセミナーに参加してきました
”体細胞分裂” ”減数分裂” ”卵子” ”精子” のそれぞれにフォーカスした内容でした。
今まで学んできた基礎の復習といった内容でしたが、
受精卵の目に見える変化だけではなく
内側の変化を今一度考えるいい機会になりました。
セミナーでとても印象に残った言葉があります。
『培養士の手は悪魔の手』
体外で培養することは卵に少なからずストレスを与えてしまいます。
培養士の手が加われば加わるほど卵にも精子にもダメージを与える可能性があるということ。
それでも、体外受精という治療は培養士が手を加えないと成立しない治療です。
培養士の仕事は、「患者様がお腹の中で大事に育てた卵をいかにストレスを与えず
卵の持つポテンシャルを下げることなく患者様に帰してあげるか」
に尽きるという初心を常に忘れずこれからも患者様と一緒に頑張っていこうと思います