みなさん、こんにちは
医療情報紙に「気になる記事」を見つけたので、お伝えします。
「精子に含まれるタウリンの不足が不妊を招く事がマウスの実験で明らかになった。~中略~精子は精巣上体管内腔液からタウリンを吸収することで、雌の生殖器道進入時の浸透圧的ストレスによる受精能力の喪失を回避しているという。」が情報紙(5/17発行メディカルトリビューン引用)に載っていました。
「タウリン
」 なんか聞いた事ある響き~
あっ、そうだ「ファイト・一発」でおなじみのCMの滋養強壮剤・栄養ドリンクのラベルで見かけるかも・・・
そもそも、「タウリン」って何
タウリンとは、「アミノ酸の一種」で体内で大変重要な働きをすします。アミノ酸はアミノ酸同士が結合し、タンパク質になることが知られていますが、タウリンはほかのアミノ酸と結合せず、体内では遊離した状態で存在します。
「タウリン」を多く含む食材は・・・
牡蠣、サザエ、ホタテ、アサリ、やりいか、真ダコ、などの貝や軟体生物に多く含まれていることは間違いがないようです。そのほか、魚は血合いの部分にタウリンが豊富に含まれていると言われます。肉類にも含まれていますが、魚介類と比べると含有量がかなり少ないです。
体内をある一定の状態に保たせようとする機能のことを「ホメオスタシス(恒常性維持)」と呼び、人には身体を体外の環境に順応できるようこの機能が働いています。
タウリンは、ホメオスタシス作用をもっていて、体内の機能が働きすぎることを制御したり、機能が低下した時には改善させたりするなど、身体が常に一定の生理作用の中で動くようにバランスをとっています。
この「タウリン」の特徴は水溶性なので、水に溶けやすい性質を持っています。
水に流れ出してしまうと、含有量の50%くらいしか摂取できないといわれますので、調理した魚介類から出てきた水分まで一緒に食べられるような食べ方をするのがおすすめです。また熱に弱く、焼いたり煮たりすると30-50%減ると言われています。
タウリンは、お酒をよく飲む人や高コレステロールな食事をしている人は、1日に3000mgは摂取する必要があるといわれています。食事だけでは難しいと感じる人は、サプリメント等を利用してもいいかもしれません。
調べれば調べるほど、奥が深い
身体に良い物 また、ご紹介しますね