馬車道レディスクリニックのスタッフブログ

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スタッフからの情報を更新していきます。

皆様のたくさんの笑顔にで会うために・・・


「馬車道レディスクリニック」は2001年に私の地元であるここ横浜で開業しました。

開業以来、一万人以上の患者様が受診され、5000人以上の方が無事妊娠し、当院を卒業されています。「不妊」の悩み・不安・ストレスからの解放、妊娠への手助けが出来る様、心のケアを含む広い範囲での思いやりのある治療に努めております。患者様ひとりひとりの生活習慣が違うように、治療の内容や方針もまた違ってきます。患者様に納得し理解していただきながら「医師及びスタッフも患者様の一緒に治療していく」という気持ちを常に心がけております。

これからも皆様に宝物が授かる様、たくさんの幸せあふれる笑顔に出会う為、「高度で最新の技術の提供」と「ひとりひとりに合ったストレスのない治療」をモットーに頑張っていこうと思います。

                                    院長 池永 秀幸

暖かくなったと思ったら、寒の戻り不安ダッシュ

また寒くなりましたね魂

花粉症の方は、今一番辛い時期だと思います桜

みなさん元気にお過ごしですか?

 

 

今日は、たびたび質問をいただく、

胚移植後はどのように過ごしたらいいですかはてなマーク気づき

にお答えしたいと思います指差し

 

 

 

少し前に発表された『胚移植後から妊娠判定までの身体活動量(歩数)と継続妊娠率との関係』

という文献があります鉛筆

 

 

まず、胚移植直後の安静の必要性は、妊娠率にポジティブな影響を及ぼさないもやもやガーンふとん1ふとん2ふとん3

かえって、ネガティブな影響を及ぼす可能性があることから、不要驚きピリピリ

とのコンセンサスが、すでにほぼ形成されています。

 

一方、胚移植後の身体活動量の妊娠率への影響については結論は定まっていません目気づき

 

 

そこで今回の研究では、凍結融解胚移植後から妊娠判定までリストバンド式活量計で得られた1日あたりの歩数が

その後の継続妊娠率に影響を及ぼす否かを前向きに検討したようですランニング

被験者は凍結融解胚移植を受けた38歳未満のART女性患者50名。

胚移植直後から妊娠判定までリストバンド式身体活動量を測定してもらい、1日あたりの歩数と継続妊娠率との関係を解析しました。

なお、身体活動については特別な指導は行わず、普段どおり生活してもらうために

医師も患者も活動計に蓄積されている歩数をみることは出来ないようにしていたそうです。

 

50名の被験者の継続妊娠率は30%でした。

統合解析の結果、被験者全体の胚移植当日の歩数の中央値は胚移植後の2日間と比べて有意に少なかったことがわかりました。

また、妊娠群と非妊娠群の胚移植後から妊娠判定までの1日あたりの歩数の中央値は有意な差はありませんでした。

 

これらの結果から、凍結融解胚移植後の歩行は妊娠率に悪い影響を及ぼさないあんぐりという事がわかったため、

胚移植の後はすぐに日常の運動に戻るべきでとある指差しと結論づけています。

 

 

 

胚移植後は、安静にしてた方がいいんじゃないかなはてなマーク

あんまり動いちゃいけないんじゃないかな大あくびと、

不安に思う患者様もいると思いますが、今回の研究結果のように

運動することにより継続妊娠率が下がることありませんニコニコ電球気づき

 

 

不妊治療ではホルモンのバランスを良くするためにも

健康な生活(バランスのいい食事・適度な運動・しっかりとした睡眠)が重要ですにっこり飛び出すハート

 

 

もちろん膣からの出血があった場合には安静が必要な場合はありますが、

不要な安静はせず適度な運動を心がけましょうハート