僕が拾われたのは、七年前のこと。







沖縄のとあるリサイクル店で、誰にも見向きもされず、何年も何年も、薄暗い店内に他のたくさんの捨てられたガラクタたちとただ佇んでた。





ある日、旅行にきた女の子がふてくされた僕を見て、言った。




「うわぁー、素敵!!」




そしてその日から僕はその子の物になった。



薄暗い店を出て、お日さまの下を通り、飛行機に乗って海を渡った。







彼女は忙しいらしく、たまにふと僕をみてニッコリするくらい。



でも、何回引っ越しても、どこに引っ越しても、ずっと一緒だった。





ただ最近はカフェを作るとかで忙しいらしく、僕に見向きもしない。





カフェカフェって…、僕はまた捨てられるのかな…






ふてくされた僕を、その子がニコニコして持ち上げて、





丁寧に、ピカピカに磨いてくれた。






そして、




「やっぱ、ピッタリ!!素敵~。」











僕はカフェの一部になった。




初めて見つけた、僕の居場所。





彼女が作るカフェで、お客さんを映す鏡になった。







僕の前に立つ誰かを、ピカピカの笑顔にしてあげよう。








…って、鏡くんが言ってる気がして( ´艸`)




ウププ。