食事療法はいつから始める? | 甲状腺と予防栄養学の管理栄養士Acco MUKAWAの「栄養カルテ」

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バセドウ病・橋本病のダイエットと体質改善のための食事療法

新年から私のSNSページにご訪問下さり、たくさんのメッセージやコメント、いいねをありがとうございます♪とても嬉しいです。

 

「バセドウ病の食事療法はいつから始めたら良いのか?」とご質問も頂きましたので、ブログにも取り上げてみたいと思います。

 

どの様なタイミングが良いのでしょうか?

 

1. 治療開始直後?

2. 服薬を始め、体重が気になりだしたら?

3. それとも、減薬が進み、体調が落ち着いて来たら?

©Acco MUKAWA バセドウ病の食事療法を始めるベストタイミングは?

バセドウ病の食事療法はいつから始めるのが良いでしょうか?

 

答えは1です。ベストなのは、できるだけ早い段階からです。

 

私は管理栄養士なので、自身の食事療法をバセドウ病と診断を受ける以前、つまり病院に行く前から始めています。

 

バセドウ病は基礎代謝がとても活発になってしまう自己免疫疾患です。

 

食べても食べても痩せてしまいます。なかには食欲が上回り、体重が増加してしまう方もいらっしゃいます。バセドウ病はもともと血糖異常を起こしやすい上に、糖質の過剰摂取によって身体に大きな負担をかけている方もいらっしゃいます。

 

正常な代謝が行われなければ、身体は消耗してしまいます。消耗すればするほど、甲状腺以外にも身体に大きなダメージを受けてしまいます。

 

服薬治療を開始すれば、身体は急速に回復していきます。ところが一部の消耗については、完全には回復しないという報告も見られます。

 

バセドウ病は治療を進めることで、代謝がどんどん切り替わっていきます。そのために各段階で食事療法を変化させることも大きなポイントです。

 

食事療法を早めに始めることで、できるだけ消耗しないように身体を守ってあげましょう。

 

治療開始直後や体調が悪い時は、主治医や病院の管理栄養士の治療及び食事指導を受け、しっかりと実践ましょう☆