ここ数年、日本でも「アドレナルファティーグ」という言葉をよく聞くようになりました。
アドレナルファティーグは副腎疲労症候群とも呼ばれています。正確には「(潜在性)副腎皮質機能低下症」のことを示します。(アジソン病とは異なります。)機能性低血糖症の方の一部もここに属します。
「橋本病やバセドウ病にアドレナルファティーグが関係あるようだ」というお話をどこかで見聞きした方もいらっしゃるとのこと。
対策を立てた方が良さそうだけど、どうして良いのかわからない。それは不安ですよね。
アドレナルファティーグって何?というお話はどこかで触れることにして、まずは不安を解決しましょう。
アドレナルファティーグ対策は、食事療法が第一に大切です。
アドレナルファティーグと甲状腺疾患の関係は?
橋本病やバセドウ病になると、全ての方が低血糖に注意が必要となります。これは、甲状腺疾患の症状そのものと、治療による代謝の変化の両方が原因で低血糖になりやすい時期が度々あるためです。注意しなければならないのは、低血糖の自覚症状がある時だけではありません。低血糖は必ずしも自覚症状があるかはわからないのです。寝ている間に低血糖になることもあります。血糖値を検査していても、低血糖の履歴が結果からわからないこともよくあります。
急に低血糖の話が出てきたけれど、ところで、アドレナルファティーグの食事療法は?
一番抑えるべきポイントの1つは「低血糖対策」です。低血糖は甲状腺疾患で起こりやすい症状であり、アドレナルファティーグの症状でもあります。
低血糖対策の基本は、糖質の種類やバランスに注意を払うことです。特に精製度の高い白米や精白小麦を避け、玄米や全粒粉を食べることをお勧めしています。
低血糖対策を徹底することで、アドレナルファティーグ対策の基本を抑えることができます。
低血糖対策をとることで、めぐりにめぐって甲状腺への負担も緩和されます。
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