
僕は暗く冷たい闇の中で、ただ黙ったままひっそりとしていた。
それはまるで誰からもその存在を忘れられていた様に、孤独で寂寞の長い日々だった。
これからどうする?これから何処へ行く?
僕は天を見上げて自分に聞いてみた。
そこへ風が話しかけてきたんだ。『さ~こっちにおいで!』って…
僕は勇気を出して少しだけ背伸びをしてみた。
不思議とちょっとだけ元気が出た気がした。
すると僕は、なぜか風やひかり(太陽)や雨までも自由に操れることを突然思い出したんだ。
もしかして…また生まれ変われる?
僕は枯れ果ててしまったわけではなかったんだ。
今度は前より大きく背伸びをしてみた。
すると今度は眩しいほどのひかりが僕を照らし始めた。この時…僕の中にある微かな『情熱』が目覚め始め何かが蘇ってきた気がした。
僕の正体は…道端に咲く名もない小さな一輪の花である。いや正確に言えば名前はある。
僕自身はすっかり忘れていたけど、僕の魂は『情熱』という小さいけどとても大きなチカラを、どんな時も忘れていなかったんだね。
そしていつでも天を見上げればひかりが射すことを。
僕は一輪の花だ!…過去は知らない。僕に必要なのは天を見上げて葉をつけ実をつけることだけ。
ところで人間はどうなんだろう? 前だけをみて生きているのだろうか?
僕でも気づくことができた情熱に気づくことができたのだろうか?
僕はいつもどんな時でも人間と仲良しになりたいと思っているんだ。そしていつでも黙って君を見守ってあげたいんだ。
僕は知っているんだ。僕の葉から出る癒やしのエネルギーは人を幸せにするんだ。
僕だけじゃないよ。海には浄化、山には癒やしのエネルギーが本当にいっぱいあるんだよ。
地球の生き物はみんな自分の為に生きていながら…実はお互いがみんなの為に生きて支えあっているんだ。
時空の旅人
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