やっぱり投手は制球力?「もう一人、防御率0.00を継続している榊原」その特徴は・・・ | 日本ハムが行く!
6月21日のブログで「防御率0.00の多田野」に関して書いたのですが、
ハム投手陣でもう一人防御率0.00の投手がいますね。
昨年はスクランブル登板で活躍した榊原。
ここまでの成績は・・・

・登板20試合(19回1/3)で失点1(自責点0)
・1勝0敗0S(7ホールド)


日ハムのセットアッパーは増井がいます。
そのため、その前での登板が比較的多いですね。
榊原のおかげで先発陣が早い回で降板したとしても、
日ハムの勝ちパターン(増井→武田久)へ持ち込めるため、
非常に大きな役割を果たしています。
前回榊原の記事を書いた時はデータ数が少なく、
少し中途半端な記事となってしまったため、再度榊原の投球を振り返ってみたい
と思います。

特徴としては・・・

1.右打者には外角低めのスライダー
2.左打者には外角低めのフォーク
3.カウントを作る直球は非常に制球力が良い


この3つの特徴が現在の榊原を支えているようです。

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<2011年 榊原 全球種内訳>

まずは榊原の球種内訳です。

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【各球種の平均球速】
・直球   →平均141km
・シュート →平均138km
・スライダー→平均130km
・チェンジアップ→平均132km
・フォーク →平均133km

榊原の特徴として「スライダー」が投球の約半分を占めますが、
対右打者と対左打者で使用する球種が違ってきます

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<対右打者の球種内訳>

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対右打者に関しては投球の63%はスライダー
ほとんどスライダー1辺倒の投球となっています。
特に走者がいる場合は、その傾向が顕著になります。


【対右打者ー走者有りの球種内訳】
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走者が塁上にいる場合は、投球の8割近くがスライダー
それだけスライダーに自信がある・・・
というのが窺えます。
投球を見ているとわかるのですが、
榊原はこのスライダーでボール1個分の出し入れをします。

●ボールでも良いカウントの場合
ストライク→ボールになる外角低めのスライダー

●上記が見極められた場合
ボール1個分内側に入れて、スライダーでストライクを取ってくる

言うのは簡単ですが、実戦するのは高難易度。
見てて「こりゃ凄いなぁ・・・」といつも感心してしまいます。
是非テレビで榊原が登板する際には、
右打者へのスライダーに注目してみて下さい
恐ろしい程の制球をしているので。

ちなみに対右打者の被打率は0.209となっています。
なお、対右打者にはフォークは使ってませんね。

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<対左打者の球種内訳>

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対左打者には一転してスライダーは投球の12%程度。
ほとんど使用していませんね。
変わりに使用するのが「フォーク」
投球の40%を占めています。

対左打者の被打率は0.120
対右打者よりも優秀ですね。
その理由は球種内訳を見るとわかります。

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<球種別の被打率>

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さすがにあれだけスライダーを投げていると、
甘くなる球もでてきてしまい安打にされることがあるようですが、
「直球の被打率」と「フォークの被打率」は非常に優秀です。

直球の被打率0.111は日ハム投手陣の直球の中でも、
トップの数値ですね。
リリーフ陣はデータ数が少ないので、参考程度になりますが・・・

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【参考データ:日ハム投手の直球被打率】
榊原    →0.111

・ダルビッシュ→0.218
・武田勝   →0.233
・ケッペル  →0.203
・ウルフ   →0.261
・増井    →0.182
・武田久   →0.200
・宮西    →0.219
・谷元    →0.310
・多田野   →0.200

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榊原の直球の被打率が低い理由としては、
「直球の制球が良い」ということが大きな要因でもあります。
前回算出した「直球の真ん中割合」を見てみると・・・

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【参考データ:日ハム投手陣 速球の真ん中比率】
榊原    →9.28%(全97球 真ん中付近9球)

ー先発ー
・ダルビッシュ→17.98%(全506球 真ん中付近91球)
・武田勝   →16.28%(全258球 真ん中付近42球)
・ケッペル  →15.36%(全625球 真ん中付近96球)
・ウルフ   →14.07%(全327球 真ん中付近46球)
・斎藤佑   →19.78%(全91球 真ん中付近18球)
・八木    →22.22%(全99球 真ん中付近22球)

ーリリーフー
・多田野   →10.92%(全119球 真ん中付近13球)
・宮西    →19.02%(全163球 真ん中付近31球)
・増井    →24.31%(全181球 真ん中付近44球)
・武田久   →19.58%(全143球 真ん中付近28球)
・谷元    →15.13%(全152球 真ん中付近23球)
・石井    →19.72%(全71球 真ん中付近14球)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

榊原は日ハム投手陣の中で一番、
真ん中付近には直球がこない結果となっています
この内・外へしっかりとコントロールする制球力が大きな武器にも
なっているようですね。

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<まとめ>

それにしても、日ハム投手陣は「自分の長所」をよく生かしているな・・・
というのをとても感じますね。
これは投手コーチが非常に良いのでしょう。

・各投手が何か一つ以上武器を持っている

各投手の武器をしっかりと見極め、伸ばす。
簡単そうで難しいんですけどね。

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