前回は【アップスイング】の欠点について書いた。

 

投球線に沿って振るとスイング面は投球線と平行になるので、振る位置を間違えるとタイミングが合っていても空振りしてしまう。

 

タイミング以上に気を使うのは投球線とスイング面を一致させることとなる。

 

そこで、ライナーを打つために簡単なスイング面の調整方法を書く。

 

打球がフライになるorボールの下を空振りする場合

↓

バットがボールの下に当たっているor下を通っている

↓

見たボールの上を振る

 

打球がゴロになるorボールの上を空振りする場合

↓

バットがボールの上に当たっているor上を通っている

↓

見たボールの下を振る

 

バッターはピッチャーのリリースポイントからホーム手前5m位までの投球線を延長してホーム上の軌道を予測し、それに合わせてスイングする。

 

2016.12.03「打撃のエッセンス(11) バッターの目線」

 

ボールの芯を打ち抜く(中心衝突させる)つもりで振ってもライナーが打てない時は、予測に誤差が生じているわけだから、その誤差を埋めてあげればいい。

 

下のイラストは、Φ74mmのボールをΦ64mmのバットで打つ時の芯の位置を表している。ちゃんと計算してるから正確よ

 

振る場所、つまりバットの軸を通す所を示しているので、バットが当たる場所ではない。バットとボールは丸いからね

 

話を簡単にするために、インパクト時バットがほぼ水平になる高めのボールをセンター方向に打つと仮定して、中心●を振れば打球はライナーとなるが、その下の●を振ると45°の平凡な外野フライ、さらに下の●を振ると90°のポップフライ、もっと下の●は空振りとなる。(中心●との距離は●14mm、●26mm、●49mm)

例えば、速球を打って外野フライになってしまう時は下の●を振っているので、次は上の●を目標にして振れば、バットは中心●に当たる。

 

見たボールの中心を打とうとして下を打っているのだから、誤差の分だけ上を狙ってスイングするのだ。

 

もし、思った以上にボールが伸びてきて空振りするようなら下の●を振っているので、次はボールの上を空振りするつもりで上の●をめがけてスイングする。

 

試合中に打てる球数は限られているので、同じフライ、同じファウル、同じ空振りを繰り返していたら試合が終わってしまう。

 

1球で修正するために、勇気をもって、大胆に、本気で、空振りするつもりでスイングすることだ。

 

ただし、この時、スイング軌道を変えてはいけない。

 

ボールの上を叩こうと【アップスイング】をダウンに変更すれば、修正しようとしている予測の前提が崩れてしまい、再現性がなくなる。

 

スイング軌道は変えずに、見たボールのどこを振るかだけ修正する。

 

そして、このように意識的な修正でライナーが打てると、次のスイングからは意識しなくても打てるようになる。

 

身体が覚えるというか、眼と身体の連携ができあがるというか、予測の誤差が修正されて自然に当たるようになる。

 

だから、速球を空振りするようなら、次は

 

見たボールの上を空振りするつもりでスイングするべし。

 

1球でライナーが打てるよ。