2018年にシーズンMVPを獲得し、レッドソックスをワールドチャンピオンに導いたムーキー・ベッツ

 

ドジャース移籍後も主力として常勝チームを引っ張っている。

 

今回は弾丸ライナーでレフトスタンドに叩き込んだ映像を題材に、身長175cmと小柄な彼の活躍を支えている教科書通りのボディターンに注目する。

 

YouTube動画の1:01から始まるスロー映像がわかりやすいので、その部分をGIFアニメにしてみた↓

 

まあキレイな「く」の字です。

 

頭を動かさずに高速でバットを振るためには、この「く」の字が必要だということを「打撃のエッセンス(7) 「く」の字でスイング」で書いた。

 

そして、後腰がトップ(前足着地)時のお腹のラインを越えずピッチャー方向に直線的に動くことで、インサイドアウトのスイングが可能になることも「打撃のエッセンス(5) スイングの始動」で書いた。

 

↑トップでのベルトバックルの赤点より↓後腰がホーム側に出ていかない

 

さらに、トップ(前足着地)時に一番肩が入り、開き始めている腰との間に「割れ」ができている。

 

背中の「BETTS」を見れば↑ステップ前より↓ステップ後の方が肩が入っているのがわかる

 

前足をステップしていく時に腰と一緒に肩が開いていっては「割れ」ができないので、肩は止めておくか、彼のように少し入れながらステップしていくといい(一般的には止めておく方をお薦めする)。

 

これについては「打撃のエッセンス(6) スイングの加速」で書いた。

 

ステップ後、前足股関節を締める(内旋する)ことで腰を回し、同時に後足股関節を締める(内旋する)ことで「く」の字を作り、高速インサイドアウトスイングをするベッツ。

 

注目されがちな彼独特のハンドリングも、股関節と体幹の合理的な基本動作の上に成り立っていることを理解してほしい。

 

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