前回書いた「一流といわれる人にはポジティブ(楽観的)な人もいればネガティブ(悲観的)な人もいるし、その中間の人もいる。」ということについてもう少し詳しく書いておく。

 

まず、ポジティブ(楽観的)というのは物事を良い方向に考える心理状態で、ネガティブ(悲観的)というのは物事を悪い方向に考える心理状態のこと。

 

例えば、大事な試合の前に「勝つ」と考えるのがポジティブ思考「負ける」と考えるのがネガティブ思考

 

一般的には「勝つ」と考えるポジティブ思考の方が結果は良いとされている。

 

だが、現実はそうとも限らない。

 

「このままなら勝つ」と思って必要な準備を怠れば、「このままなら負ける」と思って入念に準備してきた相手に負けてしまうこともあるからだ。

 

ポジティブな心理状態はリスクを恐れない積極的な態度を生みやすい反面、安心感から消極的な態度を生むこともある。

 

逆にネガティブな心理状態はリスクを恐れ消極的な態度を生みやすい反面、不安感から積極的な態度を生むこともある。

 

イソップ童話の「アリとキリギリス」では、夏を娯楽に費やしたばかりに冬が来て困窮するキリギリスがポジティブ思考、夏に働いて食料を蓄え冬を無事に過ごすアリがネガティブ思考だと言っていい。実際はキリギリスが夏の2ヶ月間しか生きられないことは大人だけの秘密だが

 

つまり、ポジティブ思考が失敗し、ネガティブ思考が成功する現実もあるということ。

 

なぜなら、結果を左右するのは心理状態ではなく、それが生み出す態度だからだ。

 

そこで「ポジティブ=楽観的、ネガティブ=悲観的」という心理を表す解釈に、「ポジティブ=積極的、ネガティブ=消極的」という態度を表す解釈を加えて組み合わせると、次のようなパターンになる。
 
勝者パターン
1.ポジティブ(楽観的)思考がポジティブ(積極的)な態度を生み行動する。
  「次の試合に勝つことは間違いないが、圧倒的勝利のために最善を尽くそう。」
2.ネガティブ(悲観的)思考がポジティブ(積極的)な態度を生み行動する。
  「次の試合に負けてしまわないように、最善を尽くそう。」
 
敗者パターン
1.ポジティブ(楽観的)思考がネガティブ(消極的)な態度を生み行動しない。
  「次の試合に勝つことは間違いないから、試合の後どこに行こうかな。」
2.ネガティブ(悲観的)思考がネガティブ(消極的)な態度を生み行動しない。
  「次の試合は負けそうだから、また次に頑張ればいいや。」
 
一般的な勝者のイメージといえば勝者パターン1だろうが、実際は勝者パターン2の方が多いように思う。
 
性格は人それぞれだし、同じ人でも状況に応じてポジティブ思考ネガティブ思考を使い分けているかもしれないが、いずれにせよ積極的に行動する者にしか勝利や成功はもたらされない
 
悲観主義者が楽観的な想像をしたり励ましの言葉をかけられると、かえって結果が悪くなるという報告もあるから、自分の性格に合った思考から行動を生み出せばいいのだ。
 
ポジティブな人もネガティブな人も信念を持って行動しよう。
 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

このブログの内容をはじめ野球に関する質問や相談を受け付けますよ

 

(ただし向上心のある選手や指導者に限ります)

メールかTwitterのDMでどうぞ↓

3210@goo.jp

baseballmaster

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■