前回書いた「一流といわれる人にはポジティブ(楽観的)な人もいればネガティブ(悲観的)な人もいるし、その中間の人もいる。」ということについてもう少し詳しく書いておく。
まず、ポジティブ(楽観的)というのは物事を良い方向に考える心理状態で、ネガティブ(悲観的)というのは物事を悪い方向に考える心理状態のこと。
例えば、大事な試合の前に「勝つ」と考えるのがポジティブ思考、「負ける」と考えるのがネガティブ思考。
一般的には「勝つ」と考えるポジティブ思考の方が結果は良いとされている。
だが、現実はそうとも限らない。
「このままなら勝つ」と思って必要な準備を怠れば、「このままなら負ける」と思って入念に準備してきた相手に負けてしまうこともあるからだ。
ポジティブな心理状態はリスクを恐れない積極的な態度を生みやすい反面、安心感から消極的な態度を生むこともある。
逆にネガティブな心理状態はリスクを恐れ消極的な態度を生みやすい反面、不安感から積極的な態度を生むこともある。
イソップ童話の「アリとキリギリス」では、夏を娯楽に費やしたばかりに冬が来て困窮するキリギリスがポジティブ思考、夏に働いて食料を蓄え冬を無事に過ごすアリがネガティブ思考だと言っていい。実際はキリギリスが夏の2ヶ月間しか生きられないことは大人だけの秘密だが
つまり、ポジティブ思考が失敗し、ネガティブ思考が成功する現実もあるということ。
なぜなら、結果を左右するのは心理状態ではなく、それが生み出す態度だからだ。
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