昨日、NHKのクローズアップ現代+で高校野球の話題を取り上げていた。
今夏の甲子園で総本塁打記録が更新された要因を探る内容だったが、要約すると
ウェイトトレーニングと食事の大量摂取で選手の体を大きくし、打順やシチュエーションに関係なくフルスイングするチームが増えたこと
と結論づけていた。
これはここ10年ほどの傾向であり、大阪桐蔭が甲子園で勝ち進むようになったのが原因だろう。
1.打ちやすい球を待っても、ひと振りで仕留める技術がない。
2.高校野球はストライクゾーンが広いので、追い込まれてから打つのがかなり難しい。
3.フルスイングすれば、たとえ空振りでも、投手にプレッシャーを与えられる。
このような理由から、うちの高校生にも初球からしっかりスイングするように指導しているが、“1人のプロ野球選手と1000人のメタボ患者”をつくるような食事の大量摂取は勧められないな。
将来苦しむのは本人だし、国にとってもよくない。
さて今回、現場では5年以上前から常識だったことがゴールデンタイムのNHKで放送されたということで、この流行の終了をお知らせします。
トップチームほど他と同じことをやっていては勝てないことを知っているからね。