今日、ミーティングで【勝者の態度】について話したが、その中で一番重要なことをここに残しておく。
それは、相手のミスに期待しないこと。
例えば、二死満塁の場面でバッターが平凡なゴロやフライを打ち上げると、ベンチから「やるぞ、やるぞ!」とか「落とせ!」といった声が出る。
「打ち損じたが棚ボタで何とかならないか」という虫のいい願望や、打球を処理している野手にプレッシャーをかけたいという意図が感じられるが、それは人情というもの。
1点差や同点の試合なら尚更だ。
しかし、こういう心の在り方は自らの成長を妨げるから要注意。
自分たちの行動の結果を受け入れることができない人間に、そのあと何ができる?
もっと酷いのは、実際に相手にミスが出た時に大喜びしてはしゃぐ姿。
相手のミスに期待した延長線上にある最も醜い行為だ。
そしてこれは、“相手に期待する=セルフコントロールを軽んずる”ことを習慣化する。
小学生の試合で、相手のミスに子供と一緒になって歓喜する大人を見た時の嫌悪感といったらなかった。
そういうメンタリティーを戒めて子供の成長を助けるのが大人の役目だろうに。
とは言っても、人の心はすぐには変わらないもの。
だから、態度から変えていくといい。
具体的には行動の焦点を相手ではなく自分たちに当てるようにする。
先の場面では、平凡な打球を打ったバッターに「走っとけ!」とか「駆け抜けろ!」と声かけをする。
そして、相手にミスが出てそのバッターが生きた時には「ナイスラン!」とか「よく諦めなかった!」と褒めてやる。
仕上げに「次は打って返すぞ!」と自分たちを鼓舞する。
つまり、相手のミスに期待するのではなく、相手のミスに備えるという態度だ。
逆に相手に好プレーが出た時には、自然に「ナイスプレー!」という声かけや拍手ができるようになりたい。
どんな時でも、野球選手として良いものは良い、素晴らしいものは素晴らしいと認められる心を持っていれば、次は自分がやってみせるという意欲が湧いてくる。
“心が変われば態度が変わる”というが、“態度を変えれば心も変わる”という逆も真なり。
勝者に相応しい態度で勝者に相応しい心の在り方を身につければ、野球のレベルがもう一段上がる。
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