この冬、“心”について本を読んだりネットで調べたりしていたら、【破滅願望】という問題に出会った。

もっと調べていくと【成功恐怖】【不成功防衛】といった言葉も出てきた。

【成功恐怖】については「昔野球の本で見たことがあるな」と思って記憶を辿っていったら、それは『3割バッターへの挑戦』だった。


高校生の頃は気にも留めなかったが、改めてその言葉の意味を調べてみると心当たりは山ほどある。

人は大きな成功を前にすると恐怖を感じる。

すると、急に臆病になり無為を決め込む。

最後の一歩が踏み出せないのだ。

その結果チャンスを逃すと、すぐに後づけの理由(言い訳)を考える。

「不運」「スランプ」「故障」「実力不足」などなど。

最善を尽くしていないことは自分が一番わかっているのに。

これが“変化”を嫌う【潜在意識】の仕業である。

いくら10%の【顕在意識】が目標に向かってアクセルを踏んでも、90%の【潜在意識】がブレーキを踏めば身動きが取れなくなる。

この問題を克服しない限り、夢や目標を達成することはできない。