レジェンズは、僕が向上心に満ち溢れた若者だった頃「こんなクラブがあったらいいな」と思っていたクラブを目指している。


それは一言でいうと【強くて楽しいレジェンズ】なのだが、まだ道半ばといったところだ。


そんな理想のクラブを目指すために創立以来続けているのが、試合の記録をしっかり残すこと。


ライフワークとして永く真剣に野球に取り組むのなら、やりっぱなしではもったいない。


文字と映像、つまりスコアブックビデオで試合の記録を残すことが、チームにとってもメンバーにとっても“生きた証”となる。


スコアブックを書けばそこから成績表が作れるから、選手の励みになる。


ビデオを撮れば選手ごとに必要な映像を編集して渡せるから、投球内容や打撃フォームを確認することができる。


熱心な選手は必ず試合の映像を要求してくるし、僕自身も自分の映像は必ずチェックする。


そして、良い時よりも悪い時の映像ほうが重要なことに気づくのだ。


また、自宅で冷静になって試合の様子を見直すと、パフォーマンスの良し悪しだけでなく、メンタルの乱れが手に取るようにわかるから面白い。


「なんでこんな大したことのない場面で焦ってしまったのかな?」と思えるから、実際の試合でも冷静で客観的な判断ができるようになる。


レジェンズ創立以来撮り溜めた試合の映像は、公式戦だけでも2TBを超えた。


スコアやビデオのことはほんの一例だが、これからも、向上心ある選手たちの良き理解者として彼らと共にプレーし、レジェンズを理想のクラブチームに近づけていくつもりだ。


三井健聖の野球生活-2011.07.23
 レジェンズOBの店で開かれた前期納会の一コマ