メジャーリーグを代表するクローザーのビリー・ワグナー が今季限りで引退した。
9月に敢行した【聖地巡礼の旅】 で観戦したニューヨーク・メッツ×アトランタ・ブレーブス戦で、最終回を三者三振で締める彼の姿を観ながら思い出したのは15年前のことだった。
1996年3月、僕はメジャー球団組織のトライアウトを受けるためにフロリダにいた。(→「アメリカへ(1)」 )
泊まっていたキシミーのユースホステルから最も近いキャンプ地がヒューストン・アストロズのそれだった。
アストロズのトライアウトの前日、下見を兼ねてキャンプの見学に行くと、昼からスクワードゲーム(紅白戦)があるというので観戦することにした。
ネット裏で、アメリカ人の夫とヒューストンから毎春キャンプを観に来ているという日本人のご婦人(ファーストネームは失念したがラストネームは“シモンズ”)と出会い、彼女の解説を聞きながらからの観戦となった。
その試合で恐ろしく速い球を投げていた小柄なサウスポーが当時24歳のワグナー。
間違いなく僕が肉眼で見た中で最速の投手だった。
シモンズさんの解説では3Aの有望株で今年メジャーに上がるだろうということだった。
名前がドイツの作曲家と同じだったことで頭の片隅に残っていた。
その後、2001年春に新婚旅行でキシミーを訪れた時には押しも押されぬヒューストンのクローザーに成長していた彼だが、人のよさそうな笑顔で快く写真撮影に応じてくれた。
彼は僕より一つ年下の39歳。
日米問わずプロで活躍する年下の一流選手が引退していく歳になったということだ。
そういう僕も昨年一度現役を引退したのだが・・・。
