(6)牽制は3種類
足に自信のある選手は盗塁に対して意欲的だ。
その意欲を削いでスタートを切らせないために、投手は3種類の牽制動作を駆使しなければならない。
以下、右投手について説明する。
①右足を投手板の外側にはずして投げる(二挙動)
②右足を動かさずに左足を踏み出して投げる(一挙動)
③右足を投手板の内側にはずすと同時に左足を踏み出して投げる(一挙動)
ここで注目して欲しいのは最初に動く足だ。
①右足
②左足
③両足同時
盗塁を目論む一塁走者は投手の足の動きを見ている。
動く足の違う3種類の牽制を見せられると、走者は思い切ったスタートを切れなくなる。
更にそれぞれの動作に緩急をつけると牽制は6種類になり、うっかりすると刺されることになる。
参考までに僕のパターンを紹介しよう。
原則、その試合で最初に出した走者にはたくさん牽制球を投げる。
その走者が1・2番の俊足選手だったら尚更だ。
打者が構える
↓
長いセットポジションからゆっくり牽制①
※打者がバントの仕草を見せないか確認するため
※右足が最初に動くことを走者に教えるため
↓
同じように長いセットポジションから早い牽制②
※左足が動く牽制もあることを走者に教えるため
※早い牽制もあることを走者に教えるため
↓
打者に第一球
↓
長いセットポジションからゆっくり牽制①
※遅い牽制の次にまた早い牽制が来るかもしれないと走者に思わせる
↓
打者に第二球
↓
早い牽制③
※こんな早い牽制もあるよ
↓
打者に第三球
ここら辺で相手ベンチから
「このピッチャー牽制多いぞ!」
なんて声が出たらシメたものだ。
その試合中ずっと敵の走者は牽制が気になって積極的な走塁ができなくなる。
あとは気が向いた時にかまってあげるだけで事は足りる。
これは牽制③↓
投手諸君は覚えておこう。
牽制球は何球投げてもいいのだ。
二塁走者への牽制はまた次回。