先週末行なわれた“さいたま市長杯”。
埼玉県社会人野球の春季大会として毎年3月下旬に開催される大会で、埼玉に球春を告げる公式戦緒戦である。
我がレジェンズは土曜日、さいたま市営川通公園球場の第二試合で所沢グリーンベースボールクラブと対戦した。
結果はレジェンズサイト にアップしてあるとおりの惨敗。
先発した新人くんが緊張のあまりストライクが入らず、打者6人に投げた時点ですでに4失点。
慌てて継投した後も守備のミスが絡み、初回で試合が決まってしまった。
思えば、僕も若い頃はよく緊張しすぎて実力を出し切れず、悔しい思いをすることがあった。
しかし、どんな問題でもよく考え、調べ、経験を積むことによって解決できるものだ。
まず第一に、“緊張”というのは他の誰でもなく自分自身が生み出すものだということを知るべきだ。
強い敵に対して「勝ちたい」と思えば緊張するし、「負けてもいいや」と思えば緊張しない。
だから緊張することは悪いことではないし、緊張しなければ良いパフォーマンスなんかできやしない。
そこで第二に、“緊張”をコントロールすることの大切さを知ることだ。
“緊張”を“火”に例えるとわかりやすいだろう。
時として手のつけられない大きな炎となって我々の命を奪い、全財産を焼き尽くす“火”。
しかし、我々人類はそれをコントロールする術を知ることによって文明を開花させた。
“緊張”も“火”と同じように扱い方しだいで敵にもなるし味方にもなる。
では、そのコントロール法とはどんなものか。
ここで詳しく書くことはできないが、特に新人くんのような選手に知ってほしいことは、“ビビリ”という状態は最高の心理状態の一歩手前だということ。
通算868本ものホームランを打った王選手は、毎年開幕が近づくと「今年は1本もホームランが打てないんじゃないか?」とビビっていたという。
また、学生ラグビーで毎年のように優勝していた頃の明治大学の選手たちは、試合前、国立競技場のピッチに出てくる時、みんなビビって泣いていた。
良い選手はまずビビって、それを越えることで最高の心理状態に入り、最高のパフォーマンスを行なう。
ビビらない選手は並みの選手ってこと。
大事なところでビビってしまう選手は、“緊張”をコントロールし味方につける方法を学んで、自らの野球生活を大きく変えてほしいものだ。