この本、数年前にカミさんが買ってきたもの。
僕と違ってよく本屋を覗くカミさんは、ときどき目に留まった野球本を買ってくる。
これが結構いいのを選ぶ。
間違っても「イチロー・・・」とかいうのは買ってこないから。
さて、この本の内容だが、二十世紀初めには珍しくなかった大リーグの四割打者が1941年のテッド・ウィリアムズを最後に現れなくなった理由を、統計学を駆使して説明している。
「四割打者の絶滅は、野球の中で何かが悪化したことの表れ」(本文より)
つまり、打者の実力が下がったからだとか、打者を取り巻く環境が悪化して不利になったからだといった説を、一世紀の永きに亘って二割六分周辺で変わらない平均打率を挙げて否定。
逆に打者全体のレベルが上がったために四割打つことが著しく困難になったのだとして、そのカラクリを説いている。
「えっ!平均打率が変わらないのにレベルが上がったって、どういうこと?」
と思った貴方はご一読を。
でも、ひとつ注意しておきたいのは、これ、野球じゃなくて進化論の本。
それも“進化=進歩”という偏見を正してくれるタメになる話なのだが難しすぎて
眠い。
特に一番はじめのところが眠いので、とばして読むことをオススメする。
(僕らにとって)本題の“四割打者の絶滅”に関しては第三部でようやく語られるわけだが、野球人ならば、いきなりそこから読んでもらっても
ノープロブレム。
でもって、その勢いで前後の話に入っていけば、意外と眠くなく読めて、少しお利口さんになれるのである。
