メジャー球団組織に属さないマイナーチームで構成されるリーグをインディペンデント(独立)リーグと呼ぶ。

当時僕はその存在を知らなかったが、車のワイパーに挟んであったチラシを見て「スプリングフィールド・キャピタルズ」のトライアウトに参加することにした。

日程は2日間。

初日はそれまで受けたトライアウトと同様に、60ヤード走→外野からの送球→フリー打撃。

二日目は再び60ヤード走を計った後、チーム分けされゲームになった。

僕は、再三ファウルで粘った後のライト前ヒットと外野でのダイビングキャッチでアピールし、見事合格。

もう一人の合格者(小柄だが驚くほどスピードのある内野手)と共に、マネージャー(監督)が泊まっているホテルの部屋に呼ばれた。

このとき通訳を買って出てくれたのが、このトライアウトに投手として参加していた山田次郎さんだった。

カタコトスピーカーの僕は、思わぬ日本人との出会いに救われた。

マネージャーとは、トレーニングの始まる5月に再会する約束をして別れた。


三井健の野球生活-Mr. jiro

 山田次郎さん(右)とホテルのフロントにて