メジャーリーグのスプリングトレーニング(春季キャンプ)は、東(というか南)のフロリダと西のアリゾナで行われる。

2月中旬から約2週間練習して、3月はエキシビションゲーム(オープン戦)、4月開幕となる。

メジャーチームのゲームが始まると、入れ替わりでマイナーチームが招集される。

2週間の練習後ゲームに移り、メジャー同様4月には各地に散って開幕を迎える。

そんなわけで、メジャー球団組織のオープントライアウト(公開入団テスト)は2月から3月初旬に行われ、インディペンデントリーグ(独立リーグ)がその後に続く。

 

1996年2月、僕はフロリダに飛んだ。

 

単身渡米はこれが三度目なので勝手はわかっている。

まずオーランド国際空港でレンタカーを借りる。

車を南に走らせ、キシミーのユースホステルにチェックイン。

最大8人ほどの相部屋だが、安くてキレイだ。

一晩寝て起きたら、コンビニでスポーツ紙を買ってトライアウト情報をゲット。

地図で会場を確認して下見にも行っておく。

トライアウト当日までは、ジムでのトレーニングやランニング、素振りなどでコンディションを整える。

空いた時間には近隣のキャンプ地を見学。

メジャーリーガーの練習は見ているだけで良いイメージトレーニングになる。

この年、メジャー球団組織のトライアウトを3つほど受けたが、いずれも不合格。

しかし、最後に受けたフロリダ・マーリンズでは、コーチになっていた元日本ハムのウィンタース氏から

「インディペンデントリーグのトライアウトを受けなさい。君なら必ず受かるから。」

というアドバイスをもらった。