どんなことであれ、鮮明に想像し、心から信じたことは必ず達成される。自分を信じて、明るい将来を希望すれば、必ず現実のものになる。
ナポレオン・ヒル
気がつけば、もう10月ですね。
金木犀の良い香りがしてきました。
おかげさまで、夏のキャンプが大盛況、あわせて400名近い子供たちに参加していただき、たくさんの子供たちが野球を通じて、成長しました。そのお手伝いができて、スタッフ一同、本当に嬉しい限りです。
9月にアップしようと思っていましたが、あっという間に時が過ぎてしまいました。
たくさんの出来事や思い出があり、これからのことにも思いを馳せていて…。何から書けば良いのか…。
これから、何回かに分けて書いていきたいと思います。(気長に読んであげてください)
まずは、今夏のキャンプ皆勤賞(なんと23日間参加!)、もっとも成長したとコーチたちに認められた選手に送られる「第二代 MGP(MOST GROWING PLAYER)賞」に選ばれた生徒のお話から。
8月のある日、一本の電話が鳴りました。
生徒のお母さんから。涙声でした。
「コーチ、10分…、いいえ、5分お時間いただけませんか?」と。
もちろん大丈夫ですよ、と伝えると、生徒本人に代わりました。
声の主は、K君、小学校3年生です。
「あのね、僕ね、今日フライを取って、アウトにして、一塁に投げて、もう一つアウトにしたんだ!」
私も思わず、泣いてしまいました。
K君は、ちょうど一年前にスクールに入りました。
そのとき、彼はチームに所属しておらず、バッティングは、トスのボールさえバットに当たらず、ましてやマシンのボールにかすることすらありませんでした。そのたびに、悔し涙を流していたことを思い出します。
守備も同じ。冬のキャンプに参加したときも、春のキャンプに参加したときも、キャッチボールのボールすら捕れず、投げるボールもどこへ行くことやら。チームに所属するようになり、焦りも出てきたようでした。
ある日、彼はスクールコーチのバッティングを目の当たりにし、「僕も絶対コーチみたいになるんだ!」と、コーチの教えを真剣に聞き、毎日の練習を日課にしました。(お母さんは、バッティングセンター代が大変ですと苦笑いでしたが…)
正直、私はそれ以降彼のバッティングや守備を見ることはあまりなく、コーチからの報告を受けているだけでした。しかし、報告を受けるたび、「あれ?」と思うことが多かったのです。
報告の内容が、「バットに当たるようになったんです」「マシンのボールを打つようになりました」「外野に飛ばすようになったんですよ」と、徐々にではありますが、確実に上手くなっていることが、手に取るようにわかるのです。
そしてこの夏、私たちのキャンプにすべて参加、一日たりとも練習を怠ることなく、彼は大きく成長した姿をコーチたち、そして私にも見せてくれました!
チームの試合では、ダブルプレーを捕り、JBS選手権大会では、火の出るようなレフト線のツーベースヒットを打つ!!コントロールは見違えるように良くなり、フライは、ほぼすべて捕れるようになりました。
文句なしで、「MGP賞」を獲得。
あくなき向上心を持ち、彼はまだまだ成長することでしょう。
一番大切なことは、「野球が上手くなったこと」ではありません。
「野球を通じて、成長を実感できたこと」
「自分は、一所懸命やればできる人間であることがわかったこと」
これに尽きます。
これは、私やコーチたちのほうが大変です。
成長スピードという意味では、はっきりいって私も含め、現状で負けていると言っていいでしょう。
さらに、彼はコーチたちの言うことを貪欲に取り入れようとしているわけですから、いい加減な指導もできない。これもまた、私も含めコーチたちは、勉強し続けなければならないでしょう。
毎年毎年、幼いライバルの出現に、喜びと共に私も成長しなければという気持ち強くなります。大人になると、現状に満足していることすらわからないことも多いものです。
K君、この夏は本当に頑張りましたね。さらに成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています!次は、ホームランかな!?


