インターネット広告会社「サイバーエージェント」(本社・東京)の藤田晋社長は4日、同日付の日刊スポーツがプロ野球・東京ヤクルトスワローズが同社への球団売却を検討中と報じたことについて、東京都内で取材に応じ「ヤクルトからの打診や接触、買収の検討はない」と全面的に否定した。

 藤田社長は「(球団を買収、運営するには)年間で営業利益が200億~300億円ないとつらい。うちは100億円ぐらい。悔しいけれどまだ早い」と語った。楽天やソフトバンクがプロ野球界に参入した04年に球団買収を考えたこともあるとしつつも、「本格的に検討したことはない。今後、可能性があれば検討したいが、本業を頑張らないと」と話した。

 一方、親会社の社長も務めるヤクルトの堀澄也オーナーは同日、「(売却の)事実関係は一切ない。来年もヤクルト球団として、優勝に向けて本社が全面協力で頑張っていく」とのコメントを発表した。鈴木正球団社長も毎日新聞の取材に対し、「事実無根。身売りの考え自体がない」と否定した。球団は日刊スポーツに抗議し、報道に至った経緯について文書で回答を求める方針。

 ヤクルト本社の今田正男広報室長は「仮に(買収申し出の)話があっても全てお断りする。球団を持つメリットは計り知れない。手放すことはありえない」と、今後も球団を保有していく姿勢を強調した。【立松敏幸、飯山太郎】



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