◆報知プロスポーツ大賞・フレッシュ賞 長野久義(野球=巨人) 「報知プロスポーツ大賞」フレッシュ賞に巨人・長野久義外野手(25)が選ばれた。
笑顔の中に、安どが入り交じっていた。「フレッシュ賞」に選ばれた巨人・長野だ。セ・リーグ新人王とのダブル受賞。「1年間、大きなケガなくできた。本当にうれしく思います」。夢中で戦い抜いた1年を振り返った。
真っ先にこみ上げてきた感情は「感謝」だった。特に、今年で定年を迎える樋沢寮長に対する思いが強い。「寮長に、心から『ありがとうございました』と言いたいです」。ナイターで帰りが遅くなっても、笑顔で迎えてくれた。テレビ越しに活躍を見せられたことが、何よりうれしかった。
過去にドラフトで指名してもらったチームへの「感謝」もある。「指名していただいた(06年)日本ハムさん、(08年)ロッテさんに、『間違っていなかった』と思っていただくためにも、活躍することが一番の恩返しだと思っていました」。入団を拒否する形になってしまったが、評価してもらったことには、結果で応えるのが使命だと自分に言い聞かせてきた。
来季への秘策もすでに温めている。“IT戦士”になることだ。自身を「原始人」と表現する通り、機械の操作が大の苦手。この日、ジャイアンツ寮で、インターネットで確定申告の申請などができる「e―Tax」を体験し、「簡単にできました!」と感激した。そして、ひらめいた。現在パソコンは持っていないが、今後は打席の映像や対戦相手のデータ分析に役立てるアイテムとして利用する。「機会があれば使ってみたい」。今季は打席に立った感覚を最も重視した。来季はデータも駆使して、研究してくるであろう相手投手に立ち向かうつもりだ。「来年は今年以上の成績を残せるように、オフにしっかり練習します」。頭の中は、すでにV奪回へと切り替わっている。
◆長野 久義(ちょうの・ひさよし)1984年12月6日、佐賀県生まれ。25歳。福岡・筑陽学園高から日大に進学。06大学・社会人ドラフトで日本ハムの指名を拒否し、ホンダ入社。08年ドラフトではロッテの指名を拒否。09年ドラフト1位で巨人入りした。今季は128試合に出場し、打率2割8分8厘、19本塁打、52打点で新人王。180センチ、80キロ。右投右打。
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