西武・山川穂高内野手のFA権行使・交渉状況 2024年1月12日更新 | 巨人ファンのプロ野球ブログ

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2023年11月の状況

FA権行使決断し、申請書類を提出(11月14日)

 西武は14日、山川穂高内野手(31)が国内FA権を行使したと発表した。

 節目の10年目に並々ならぬ意気込みを示し、3月のWBCでは世界一メンバーにもなったが、5月に自身の不祥事が明るみに。強制性交容疑書類送検され、約3カ月後嫌疑不十分で不起訴処分になった。

 球団1、2軍公式戦無期限出場停止処分を下し、今季はわずか17試合の出場のみ。ただ、4月右足痛で出場選手登録抹消になった時期があり、「故障者特例措置」により、シーズン後に国内FA権を正式に取得していた

熟考を重ねていたものの、行使表明期限の最終日となる14日申請書類を提出。16日からは西武を含む全球団と交渉が可能になる。

 西武はすでに単年契約を提示成績、他選手への評価・影響などを踏まえての減額での提示とみられ、宣言残留は認めているものの、条件の見直しはしない見込み

 調査を進めてきたソフトバンクなど、興味を示す球団からの評価西武上回る可能性がある。

【西武】山川穂高が国内FA権行使 球団は減額での提示とみられ他球団が西武を上回る可能性も(日刊スポーツ)

【評】故障者特例措置FA権を取得した山川穂高国内FA権を行使する決断を下しました

今季は5月に明るみになった不祥事不起訴処分にはなったとはいえ、9月球団による無期限の出場停止処分が下されていました宮崎で行われたフェニックスリーグには出場する事が可能となり、実戦勘取り戻す場は与えられたものの、処分自体は解除されてはいません

西武側減額提示となる単年契約のオファーを提示し、これ以上の条件見直しはないと見られます

 

2023年12月の状況

西武に連絡が入る 詳細は不明も退団に関する連絡だったと見られる(12月18日)

 西武渡辺久信GM18日、西武から国内FAソフトバンク移籍することが決定している山川穂高内野手から連絡があったことを明かした。

 「(17日に)本人から連絡はもらいました。電話で。結構、いろいろと話はしましたね」と渡辺GM。ソフトバンクがまだ獲得を正式発表をしておらず内容は言えません」としたが、残留要請に対する断りの連絡だったとみられる。

西武・渡辺久信GM FA宣言の山川穂高から「連絡はもらった」も「内容は言えない」 ソフトBに移籍

【評】FA宣言以降、動向がほとんど報じられてこなかった山川穂高西武側に連絡を入れたことが明らかになりました

数日前から複数メディアソフトバンクへの移籍を報じていたものの、正式な獲得発表もなく西武側も連絡がないと困惑しているという報道もありました。

近日中に正式発表がされるものと見られます。

 

ソフトバンク獲得を発表 入団会見も行う(12月19日)

 ソフトバンクは19日、西武から国内FA宣言した山川穂高内野手(32)の獲得を発表した。背番号は「25」。

山川は過去に3度の本塁打王を獲得。通算218本塁打を誇る右の大砲補強ポイントに合致し、今オフのFA市場の目玉的存在だった。

【ソフトバンク】山川穂高の獲得発表、同日会見(日刊スポーツ)

 三笠杉彦取締役GM(49)は獲得の経緯について「今年5月に書類送検をされましたが、8月に嫌疑不十分で不起訴処分となりました。我々としましても本事案に関しまして、山川選手本人、山川選手の代理人可能な範囲内多方面への聞き取りを行い、不起訴となった理解を深めました」と説明。

 選手としての評価については「日本を代表する右のホームランバッターで評価しています。ホークスには左の好打者が多いですので、山川選手が加われば、より破壊力のある打線になると考えています。」と語った。

【ソフトバンク】山川穂高を獲得の三笠GM「多方面へ聞き取り行い不起訴となった理解を深めた」(日刊スポーツ)

 山川は「去就が決まっていない状態で、なかなかあいさつができず悔やんでいます。しっかり自分の口から本当はみなさんの前であいさつしたかったのですが、日程的なこと、ここまで時間がかかってしまった。ファンの方にはあいさつするのはここで先ほど述べた言葉あいさつという形になってしまいます。そこは本当に申し訳ないです」と話した。

【ソフトバンク】FA移籍した山川穂高「悔やんでいます」西武ファンに直接あいさつできず(日刊スポーツ)

【評】異例ともいえる獲得発表と同日に入団会見が行われ、山川穂高ソフトバンク入団発表されました。

会見は半ば謝罪会見のような異様な状況で行われ、入団会見とは思えない雰囲気でした。入団を受けては否定的な反応も多く、球団側にファンからの抗議があった事も三笠GM認めているほどです。

今後は人的補償に関するリスト西武側に送付され、補償の結論が出されます。

 

西武側にプロテクトリストが届く 球団内協議は越年へ(12月25日)

 西武渡辺久信GMは25日、国内FA権を行使してソフトバンク移籍した山川穂高内野手補償について、人的補償を巡るがソフトバンクから届いたことを明かした。

 西武は25日が球団の仕事納め。渡辺GMはこれまで人的補償か金銭補償を選択するかはリストが届いてから判断する方針と語っていた。

 リストは到着したが「話し合いは年明けにする」と説明。本格的な協議仕事始めとなる来年1月5日以降に始める考えを示した。

西武、ソフトバンクからプロテクトリストが届く 山川穂高の人的補償、球団内の協議は新年から(NISHISPO WEB)

【評】西武側にプロテクトリスト届いたことが明らかになりました。

西武は今日が仕事納めのため、リスト内容の精査年明け以降になる事が決まっています。

 

2024年1月の状況

人的補償として甲斐野央獲得すると発表(1月11日)

 西武は11日、ソフトバンクFA移籍した山川穂高内野手人的補償として甲斐野央投手(27)を獲得したと発表した。

 甲斐野東洋大から、18年ドラフト1位で入団最速160キロを誇る右腕で、昨季はリリーフで46試合3勝1敗、防御率2・53、8ホールド、2セーブをマークしている。

 西武渡辺久信GMは「チームにとって、救援投手が大きな補強ポイントでした真っすぐフォークで打ち取ることができるライオンズいないタイプの魅力的な投手です」とコメント。

 「熟考はしましたよ。いろいろ選手見ながら、球団内で話をして決めました。いい戦力だと思います」と話した。

 

【西武】渡辺GM「魅力的な投手」ソフトバンク甲斐野央を山川穂高の人的補償で獲得(日刊スポーツ)

【評】西武側が人的補償として甲斐野央獲得する事を発表しました。

11日朝の時点では和田毅獲得すると日刊スポーツが報じ、相次いで複数メディア報道SNS上も困惑の声が広がっていました

福岡県のテレビ局では“10日和田打診があったが、方針転換があった”と報じるなど何らかの事があったと推察されます。

西武としては課題だったクローザー候補として有力候補にも挙がる人材獲得できたと言え、チームの底上げにつながるでしょう。