埼玉西武ライオンズ
1位 蛭間拓哉(ひるま たくや) 外野手 早稲田大学 22歳 177㎝87㎏ 左投左打
【評】広角に長打を放ち、リーグ戦通算12発を放ったパンチ力と強肩、脚力でも高い評価を受ける右翼手。
早稲田大学では2年春からレギュラーに定着。自慢の打撃力を武器に、リーグ戦通算12発を放ち、大学日本代表でも中心打者として活躍した。50m6.1秒の脚力と肩の強さでもスカウトから評価を受けた。
ライオンズJr.出身でもあり、外野のレギュラーが固まらないチーム事情も踏まえれば、1年目からレギュラー争いに加わりたい。
2位 古川雄大(ふるかわ ゆうだい) 外野手 佐伯鶴城高校 18歳 186㎝90㎏ 右投右打
【評】高校通算21発、走攻守で高いポテンシャルを示し、高い評価を受けている大型中堅手。
佐伯鶴城高校では1年秋からレギュラーを担い、3年夏は4試合打率.357/1HR/2打点/3盗塁を記録し、スカウトから高い評価を与えられた。50m5秒9、遠投110mを記録し、身体能力では今年の高校生候補では№1と称されるほどだ。
確実性にやや欠ける部分も見られるが、将来のレギュラー候補として大きく育て上げていきたい。
3位 野田海人(のだ かいと) 捕手 九州国際大学付属高校 18歳 173㎝74㎏ 右投右打
【評】遠投115m、投手として最速146キロを記録する強肩が持ち味の小柄なキャッチャー。
九州国際大付属高では、1年秋からレギュラーに定着。投手と捕手を兼任し、投手として最速146キロを計測する肩は、二塁送球1秒90を計測。野手として高校通算15発、脚力も持ち合わせる。またU18W杯では投手として4試合に登板した。
地肩の強さ、フットワーク、ブロッキングなど捕手としてのスキルも高く、将来の正捕手争いに加わりたい。
4位 青山美夏人(あおやま みなと) 投手 亜細亜大学 22歳 183㎝94㎏ 右投右打
【評】最速151キロのストレートとスライダー、カーブ、スプリット、ツーシームを操る本格派右腕。
亜細亜大学では4年春に主戦として6勝を挙げて、MVP、ベストナインなど4冠。また全日本大学選手権では20年ぶりの優勝を達成した。投手としての凄みは少ないが、総合力やタフさでスカウトから評価を与えられた。
1年目から先発ローテーション争いに加わる可能性があり、期待が持てる投手だ。
5位 山田陽翔(やまだ はると) 投手 近江高校 18歳 175㎝78㎏ 右投右打
【評】最速149キロのストレートとスライダー、スプリット、ツーシームを操るオーバースロー右腕。
近江高校では1年夏からベンチ入りし、投打の軸として活躍。打者としては高校通算30発を記録した。投手としてはマウンド度胸が良く、ストレートとスライダーを軸に三振を量産。高校日本代表では主将と抑えを任された。
闘争心むき出しのマウンド度胸に加えて、多彩な球種を操る技量も持ち合わせており、投手としてプロの舞台へ挑む。
6位 児玉亮涼(こまだ りょうすけ) 内野手 大阪ガス 24歳 166㎝64㎏ 右投右打
【評】粘り強い打撃と小柄ながらも正確かつ機敏な守備で注目を集めてきた遊撃手。
大学時代には大学日本代表にも選出されるなど評価を集め、大阪ガスへ入社。大阪ガスでは1年目からショートのレギュラーを任され、21年日本選手権では5試合打率.300を記録し、優秀選手賞を受賞した。
守備・走塁では1年目から1軍のメンバー争いができる実力があり、源田や外崎らが控えると二遊間争いに挑む。
育成1位 野村和輝(のむら かずき) 内野手 石川ミリオンスターズ 19歳 183㎝93㎏ 右投右打
【評】高い身体能力を生かし、投手として最速148キロ、野手として力強い打撃が持ち味の二刀流選手。
石川では1年目からサードを中心に守り、レギュラーを獲得。中軸を担い、55試合打率.246/2HR/20打点を記録。また投手としてもマウンドに上がり、5月11日DeNA2軍との交流戦では先発として2回無失点に抑える投球を見せた。
ポテンシャルの高さは大きな魅力で、まずは野手としてプレーする見通しだが、将来の二刀流挑戦の可能性も期待したい。
育成2位 日隈モンテル(ひぐま もんてる) 外野手 徳島インディゴソックス 22歳 186㎝86㎏ 右投右打
【評】高い身体能力と脚力を武器とし、野手転向後わずか3か月でプロ入りを果たした俊足中堅手。
兄は元ヤクルト・ジュリアス。高校卒業後はクラブチームでプレーし、今年徳島へ投手として入団したが、7月に外野手へ転向。自慢の脚力を生かし、1番・センターで26試合打率.247/0HR/8打点/13盗塁を記録し、注目を集めた。
10月の入団テストで高い身体能力を評価されて、合格を掴んだ。野手としては粗削りだが大きな可能性を秘めた選手だ。
育成3位 三浦大輝(みうら だいき) 投手 中京大学 22歳 180㎝92㎏ 右投左打
【評】最速151キロの回転数の多いストレートとスライダーを武器とするリリーフタイプの右腕。
中京大学では2年秋からリーグ戦に出場し、3年秋には最優秀防御率とベストナインを受賞。大学進学後に体重増を果たし、パワーアップに成功。また速球の質にこだわり、回転数は平均2700、最高2800回転を記録する事も。
制球や安定感に課題は残るが、改善されれば早期の支配下登録の可能性も見えてくる。
育成4位 是澤涼輔(これさわ りょうすけ) 捕手 法政大学 22歳 178㎝79㎏ 右投右打
【評】地肩の強さがあり、肩の強さを生かしたスローイングが持ち味のキャッチャー。
法政大学では4年間で3試合に出場し、4年春になってリーグ戦デビューを果たし、公式戦での目立った実績は残せていない。肩の強さで評価を受けており、またスカウトからは「練習の虫で向上心がある」と評価されている。
捕手陣の手薄さが目立ったシーズンだけにプロでしっかりと磨かれれば、支配下昇格もあり得なくはない。