2017年にNPBに加入した新外国人選手を振り返る企画を始めていきます
大きな期待を集めて来日した選手などたくさんいた中で、活躍できた選手、出来ずに終わった選手を振り返ります
今回はオリックス、日本ハム、ロッテ編です
オリックスバファローズ
フィル・コーク 投手 左投左打 年俸1億1500万円
【1軍】 6試合2勝3敗 防御率4.56 23.2回 16奪三振
【2軍】 4試合0勝1敗 防御率4.91 11.0回 6奪三振
【評】MLB通算407試合に登板した実績を持ち、先発・中継ぎどちらもこなせる投手として、入団
OP戦では3試合1勝1敗、防御率0.96と好成績で、開幕1軍入り
2戦目の登板となった4月8日日本ハム戦で7回無失点の好投で初勝利を挙げた
しかし5月13日西武戦で3回で緊急降板すると「胸郭出口症候群」と診断され、その後は1軍登板はなく、12月2日に自由契約となった
響いたのは2か月以上の故障離脱で、もしこの期間がなければもっと活躍できた可能性も・・・
マット・ウエスト 投手 右投右打 年俸4500万円
【1軍】 2試合0勝0敗 防御率4.50 2.0回 0奪三振
【2軍】 22試合1勝1敗2S 防御率3.74 21.2回 16奪三振
【評】元々は内野手としてプロ入りし、強肩を生かして投手に転向し、平均153キロのストレートで押す投球を評価され、入団
春季キャンプ中に足を痛めると調整が遅れ、開幕1軍入りを逃すと4月30日に1軍昇格
しかし登板した2試合共に制球を乱すと、2軍に降格し、それ以降は1軍に昇格できず、12月2日に自由契約となった
春季キャンプで足を痛めてから、ペースがつかめずにそのままシーズンに突入
前年3Aで奪三振率10点台も2軍で6.65と落ちたのも再昇格できなかった原因
ゴンザレス・ヘルメン 投手 右投右打 年俸5750万円
【1軍】 44試合2勝1敗3S13H 防御率2.68 47.0回 51奪三振
【2軍】 18試合0勝0敗1S 防御率3.71 17.0回 16奪三振
【評】平均151キロのストレート、空振り率の高いチェンジアップを武器に前年の秋季キャンプに参加し、契約を勝ち取った右腕
シーズン序盤は制球難もあり、1軍と2軍を行き来したが7月9日に再昇格すると中継ぎの一角に定着
投球前の動作をMLBを代表する抑えクレイグ・キンブレルを模してからは調子が上がり、8月には抑えも務めた
11月28日に退団報道が出ると12月2日に自由契約となった
奪三振率9.77と叩き出したものの、与四球率4.60、WHIP1.45と成績ほど指標が良くなった事も残留させなかった要因か
ステフェン・ロメロ 外野手 右投右打 年俸9600万円
【1軍】 103試合打率.274(390-107) 26本塁打 66打点
【評】前年3Aで打率.304、21本塁打、85打点を挙げた長打力を評価され、4番候補として獲得
開幕戦で4番ライトで出場すると4月4日西武戦で来日初本塁打を放つとそこから4試合連続本塁打を記録するも4月25日の試合で右膝を負傷し、1か月間離脱
打線の軸として規定打席未到達ながらもチーム2位となるシーズン26本塁打を放った
来季は18年シーズンからの3年契約を締結している
PCL出身だったものの、打撃成績が上向き傾向でK%も低かったことに加えて、MLB時代に苦手としていたストレートをNPBでは改善できたことが大きかったと思われます
怪我がちだったのは気がかりですが、怪我がなければシーズン30本塁打前後は狙える可能性も
クリス・マレーロ 外野手 右投右打 年俸4440万円
【1軍】 82試合打率.290(283-82) 20本塁打 50打点
【2軍】 2試合打率.000(7-0) 0本塁打 0打点
【評】16年3Aで23本塁打を放ち、得点力不足に苦しんでいた打線の改善を目的に5月30日に獲得
6月9日に1軍に登録され、同日の中日戦で第3打席で初本塁打を放ったかに思われたが、本塁を踏み忘れるという珍事を起こし、翌日の試合で正真正銘の1号を放った
8月からはクリーンアップに定着し、8月10日は2桁本塁打を記録し、9月5日は3打席連続本塁打を放ち、9月29日ロッテ戦でNPB通算10万号となるホームランを放ち、記録に名を残した
来季は残留が決定した
来日直前の3Aの成績が悪かったが、一塁に専念できたことで成績を残せたと思います
シーズンフルに過ごせば、30本塁打以上は狙える可能性も
北海道日本ハムファイターズ
ヤディル・ドレイク 外野手 右投右打 年俸1500万円
【1軍】 35試合打率.232(82-19) 1本塁打 3打点
【2軍】 2試合打率.143(7-1) 0本塁打 0打点
【評】メキシカンリーグで71試合打率.385、14本塁打、61打点を挙げ、156キロを計測した強肩を見込まれ、6月29日に入団
月3日に1軍に昇格し、同日の西武戦で1番ライトでスタメン出場
8月30日ソフトバンク戦で来日初本塁打を放ったものの、打撃成績は上向かず、シーズンを終了し、12月2日に自由契約となった
メキシカンリーグでは凄まじいが、3A以上でプレー経験がなく、高い投手力に対応できないと思っていたがその通りとなった
経験を積めばという可能性もあるが、外野が豊富な日本ハムではわざわざ残す必要もないと判断されたか
千葉ロッテマリーンズ
マット・ダフィー 内野手 右投右打 年俸8200万円
【1軍】 54試合打率.201(164-33) 6本塁打 18打点
【2軍】 58試合打率.245(147-36) 6本塁打 21打点
【評】2015年の3Aで打率.294、20本塁打、104打点と活躍した経歴を持ち、三塁手のレギュラー候補として獲得
OP戦では16試合打率.298、4本塁打、15打点と活躍を見せ、開幕戦のソフトバンク戦では先制タイムリーを放った
しかし2割に満たない打率や守備でもミスが多く、4月29日には2軍降格
5月9日に再昇格すると来日初本塁打を放ち、一時は調子も上向いたが交流戦に入ると失速し、2軍落ち
その後は1軍に昇格することなく、12月2日に自由契約となった
OP戦で打ちまくっていたとはいえ、16年3Aの三振率が30.9%もあったことで不安だったのですがその傾向が出てしまいました
三塁守備もマイナーでは数年前から見切られ気味だったのですが、打てない事には他のポジションで使えず、どうしようもなかったという印象です
ロエル・サントス 外野手 左投左打 年俸2200万円
【1軍】 66試合打率.250(180-45) 3本塁打 8打点 5盗塁
【2軍】 8試合打率.292(24-7) 0本塁打 0打点 1盗塁
【評】俊足を武器に2017年第4回WBCでキューバ代表のリードオフマンを務め、リードオフマン不足だった状況を改善するべく、5月18日に獲得
独特な走り打ちスタイルだが、しっかりと振り切るスイングで長打を放つこともあり、7月23日ソフトバンク戦では柵越えの本塁打も放った
しかしリードオフマンタイプの割には早打ちの傾向があり、走塁もそこまで結果を出せず、緩慢な守備も目立っていた事もあり、12月2日に自由契約となった
伊東監督が「今絶対欲しい選手ではない」とコメントし、現場とフロントが噛みあってないという印象を与えた
ジミー・パラデス 外野手 右投両打 年俸1億4000万円
【1軍】 89試合打率.219(269-59) 10本塁打 26打点
【2軍】 28試合打率.233(90-21) 6本塁打 11打点
【評】デスパイネが退団し、4番候補が必要となる中でMLB通算20本塁打を放ったパワーヒッターとして獲得
OP戦で17試合打率.304と活躍し、開幕戦でも4番DHで出場
しかし3A時代から懸念された三振の多さが的中し、4月20日は打率.130に落ち込み、2軍に降格
5月14日に再登録されると、18日には初本塁打を放ち、6月14日から6月15日には3打席連続本塁打を記録したが、7月17日から7月30日まで30打数無安打と極度の不振で2軍落ち
11月28日に退団が発表され、12月1日にKBO・斗山ベアーズへ移籍
高めをつられ、低めを振るという悪循環にはまり、変化球に全く対応できずにK%が36.0%
守備でもレフトでは拙攻が続き、未経験の一塁に起用されたが、そこでも拙攻を連発
低打率でもホームランが多ければ我慢できるだろうが、この年俸でこの成績ではスカウティングを失敗したと言われるのも仕方ない
ウィリー・モー・ペーニャ 内野手 右投右打 年俸3300万円
【1軍】 70試合打率.242(219-53) 15本塁打 38打点
【2軍】 1試合打率.250(4-1) 0本塁打 1打点
【評】NPBで通算71本塁打を放ち、長距離砲不在のチーム状況を打破するべく、6月6日に獲得
6月23日オリックス戦で移籍後初安打、初打点を記録したものの、初本塁打は8月2日日本ハム戦で放った
この試合を皮切りに本塁打を増やし、途中加入ながらもチームトップの15本塁打、チーム3位の38打点を挙げる活躍を見せた
12月2日に自由契約も、残留する予定であるという報道もある
途中加入でチームトップの本塁打を挙げるなど、補強としては成功したと言えます
来季も残留を検討しているという事もあり、開幕からチームを牽引する活躍を期待したいところ