解説
打撃力向上に関して、かなり効果のある練習方法である。
ティーバッティングはネットに向かって打ち込む練習であるが、
ロングティーは、ティーアップされた球を遠くに運ぶ練習である。
スイングを大きくすることが出来るため、シーズンオフなどに行うのがよい。
どうやったら遠くまで飛ぶかを考えながら、練習することが大切。
ロングティーを続けると、背筋とモモの裏（ハムストリング）に疲労が溜まることが実感できる。
バッティングは下半身であることを体感することが出来るのだ。
冬場にロングティーを行うことによって、スイングを崩し、大きくさせる。
大きくなったスイングを、春先から徐々にコンパクトにしていくことによって、
一冬越した打球を、見違えるように変化させる事が出来る。
練習のポイント
・打球をはるか遠くに飛ばそう
どうやったら打球が遠くに飛ぶかを試行錯誤させる。
スイングの形にこだわる必要はない。
打った後背中からホームベースの上に倒れ込むくらいフルスイングしてみよう。
・打球を空高く上げよう
どうやったら打球が高く上がるのか。試行錯誤。
アッパースイングでもかまわない。
アッパースイングによって打球を高く上げるには、体全体を使う必要がある。
手だけで打っているような打者の打撃修正に適した練習である。
・バットはフルグリップ
練習でバットを短く持っているようでは、いつまでたっても振れるようにはならない。
フルグリップは基本です。
・大会前には不向き
スイングを大きくするための練習です。
大会が近くなってきたら、練習メニューから外し、身につけた力をコンパクトに集約する練習に切り替えること。
北海道日本ハムファイターズ 稲葉選手のロングティー動画
ボールさえ沢山あれば、ひたすら打った後にまとめて拾うと効率的である。
雨の日など、グランドが使えないときでも、トッサーが傘を差しながらティーアップして練習することも可能。
また、グランドが広くなかったり、他の部活動との兼ね合いで、ロングティーが難し場合には、
テニスボールがお勧め。
飛距離が短くなるので、効果は落ちるが、打った感触は悪くはない。
バレーボール打ち、ソフトボール打ち、ロングティーノックなど、多くの練習にアレンジすることも出来る、優れた練習である。
★ティーバッティングメニュー紹介
○ジャンピングティーバッティング
○スーパー連続ティーバッティング
○５連ティーバッティング（５連ティー）
〇上っ面ティーバッティング
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