龍王神に会いに行く
パソコン教室を営んでいる
和田基博と申します。
龍王山登山道を登り始めて1時間が経過していました。
それからほどなくして頂上に続く畝(うね)の登山道へたどり着き、
右手に「山頂」、左手に明星寺の案内板と赤いテープで書いてある
「龍王神社を経て明星寺」を見て、ここに出るのかと、
一息ついて左手の龍王神社がある瓶割展望所へと歩を進めました。
高低差はあるものの道も随分と歩きやすくなり、
「山頂から龍王神社まで、こんなに遠かったっけ」と思うほど
途中で間違ったかなと思えるくらいの感じで歩いていると、
やっとという感じで神社のある
瓶割(びんわり)展望所へとやってきました。
時間にして1時間10分ほどかかったのでしょうか、
前回の花公園の駐車場まで車で行った事を考えると
距離としてはこのコースの方が道のりが長いようです。
リュックを下ろして、龍王神の手を合わせている祠の像の前で
かがんで手を合わせ、龍王神の像に、
「無事やって参りました、感謝します」と述べ、
立ち上がった時に立ち眩みがしたので、激しい息と
ドッドッドッドッ…という心臓の鼓動を整えるため
しばらく体を休めました。
立ち眩みがしてそれが治まった時、私の体、呼吸と鼓動に、
「無理をさせて御免なさい、許してください、有難う、愛しています」
と何度も繰り返し、自分自身の神格にホ・オポノポノを
やったのでした。
そしてリュックからホラ貝と神具を取り出してお参りしようかなと
思った時、携帯の電話が鳴りました。
出てみると午前中受診に行った皮膚科の事務員からで、
保険証を保険証入れに戻すのを忘れて手渡し、ここにあるので
取りに来てくださいとの電話でした。
これも通常ではありえない事ですが、人によっては
怒りを感じる出来事です。
ああ、これもお試しかと思い、「後で取りに参ります」と
電話を切りました。
考えをいつもとは逆にして、下山してまた皮膚科に保険証を取りに
行くことも参拝の内の一つと思えば有難いと思えるのではないか
と考えたのでした。
登山して龍王神社で参詣の最中ですから「遭い合う事難し」、
滅多にある事ではない、すなわち「有り難い」ことなのです。
山の神の御前で、とほかみ祝詞と龍神祝詞を気持ちよく唱え、
法螺貝を下界に向けて吹き鳴らしました。
木霊と共に山々にその音が届き、法螺作法の意味を噛
みしめるように唱えたのでした。
登山してのお参りは、何時でも誰にでも出来るものでもなく、
また誰と出来ることでもなく、山の神に会いに行くという
時を与えられ、呼ばれた私にしかできない事なのです。
これは神が喜ぶこと、いつもの導きや計らいや働き、
そしてお礼の気持ちと感謝の気持ちがあるから、
出来ることなのです。
お参りを終え、祠や碑の横には、黄色い水仙でしょうか、
咲いていて、自然のお供えがあると思い、この神社に着いてから
終わるまで30分ほどでお礼参りを終えました。
来た道を引き返し、案内板があるところから下っていくと、
登って来たときと違って嘘のように体が動き、
ピョンピョンと石の上や自分の下ろす足の位置を
直感で感じながら降りていきました。
保護林の道まで出てくると、「降りてくるの、エライ早かったな!」
と思い、瓶割展望所の龍王神社から車を止めた林道まで
20分程しかかかっていない事を携帯の時間を見て、
これも神の加護のおかげだと感じて感謝を覚えたのです。
登山道の距離からするとこのコースの方が長いのですが
登山としての所要時間は2時間で前回と同じであったことになります。
前回の登山で拾った棒の杖を登山道の入り口の藪に、
「有難う、助かったよ」とお礼を言って置き、山に返したのでした。
次に上る時には、自宅の床の間に置いてある金剛杖を持って
登ろうと思ったのでした。
そのまま汗を拭いて車を走らせ、皮膚科に行って
健康保険証を受けとり、何事もなかったように
お礼の報告参りに氏神様の村社へと行きました。
法螺貝を持って石段を上るとお池のある境内に見慣れない
軽のワゴン車が止まっていて、車で境内に入るのは、
氏子関係者以外は進入禁止なのですが、時々池で釣りをするために
車が入ってくることもあるので、声を掛けようかと思いましたが、
車の中で寝ているらしく、そのまま拝殿に行きお参りをしました。
村社の祭神、氏神様は玉依姫神と天照皇大神で、
玉依姫神は海の神、水の神、聖母神、蛇神(龍神)、
天照皇大神は文字通り八百万の神の最高位の女神様です。
本殿の左横の境内神社に天神様の菅原神、右手の境内神社に
素戔嗚尊の祇園社が祀ってあります。
それぞれにお参りし氏神へ、山の神に参拝したことの
日頃の感謝と守護してくださったことを述べ、祝詞を上げて
法螺貝を境内の神域にて吹き鳴らしたのでした。
続きは次回以降アップしていきたいと
思いますので
少しでも、何か参考になったとか
興味があるとか気が落ち着いたと
思って下さると幸いです。