学部卒業研究を終えて、思うことなど | 就活勉強会BASE

学部卒業研究を終えて、思うことなど

こんにちは、BASEの中谷です。

数日前になりようやく卒論にまつわるあれやこれやが完遂し、ささやかな安息を得ました。次の仕事に向けてちょっとは休みたいものですが・・・色々な人がそれを許してくれません(笑)まま、自分で選んだ道です。けっこうみんなそんなもんでしょう。

久しぶりのエントリですが、今日は研究活動に関することと、(結構前になりますが)頂いたメールに関することを書いてみます。

では研究活動に関することですが、そもそも研究とは何でしょう?

私なりに持ってる考えは、「何らかのアウトプットを出すこと」です。それはプレゼンだったり論文だったりします。少なくとも、アウトプットを全く想定しないインプットは「情報の消費」であって、娯楽に近いものと思うのです。

というわけで、研究では最終生産物をベースに何らか知識を集めたり、考えたりするわけなんですが、これの何が難しいかというと自己管理です。研究は知識労働であり、かつプロジェクトベースです。時間に応じて生産物や報酬が発生しないです。これらの事実が、2つの観点から自己管理を難しくします。

まずオンとオフが切り替えにくい。懸案事項があると、それがために頭は常にオンになり、休まらない。普通、一日に20時間も働くなんて不健全と思うでしょう。でも、「一日中悩んでいる」っていうのはよくあることと思いませんか?それを知識労働に置き換えるなら、一日中働いてるということです。

結果、生産性が落ち、元気はなくなり、それがさらに仕事の手を鈍らせる悪循環を生みます。ストレスがたまるんですね。肉体労働のように、分かりやすい切り替え点が無いからこういうことになるんです。

次に、仕事のゴール設定が自分に任されているってことです(仕様の決まり決まった受託調査ですら、注文外でオリジナリティの余地はあります。大学学部生の卒論なんて自由の類義語に思えてくる)。自分で決めれるとなると、どこまでやって良しとするか判断しにくいのです。

例えば論文を書くとき、最初はだれでも、理想の論文を思い描いてスタートするものです。でも、その自信はだんだん現実に侵食されていく(これは悪いことばっかじゃなく、本人様が進歩してる場合がほとんどらしい)。そして、納期までにやろうとおもっていたことの全部はできないな、ということになる。じゃあどこまでやろう?

この答えによって、その時点からの研究の難易度がガラッと変わります。こういうときに自分に厳しすぎてつぶれる人もいるとか。逆に自分に甘すぎれば、研究がつまらなくなるでしょうね。論文に関して言うなら、(たぶん)一般に、50%の完成度を70%に引き上げることより、90%を95%に引き上げることのほうが10倍ホネです。

今回の卒論を経ての、中谷なりに思いついた対策ですが、

まずもって、悩んでいることに関して「それが本当に悩むべき問題か」を問うことが重要ではないかと思います。生産物の完成度を0.1%上げるために3時間苦悩するなんて馬鹿げている。だから、自問してもいいし人に聞いてもいいし、時間を使う価値があるかどうかをさっさと決めるべし。

つぎに、ゴールを高く設定するということです。これは、自分をいじめるわけではありません。高い目標を目指せば、その道半ばで完成物を出してもある程度モノになっているわけです。だから、その際には100%の完成度を見れない自分を許してやる。100点満点のテストで100点取るのも、200点満点のテストで100点取るのも、同じ100点ですって。

あと、研究以外のことを同時並行することです。中谷にとってはBASEがそうでした。頭を切り替えざるを得ないわけですしね。これ以外にもウェイトトレーニングなんかいいかもしれない。研究者に体力は必須です。

最後に、定期的に人と会うってことです。中谷は、一人で思考するとどこまでも暗闇に落ちていくタイプなんで、これ大切です。担当教員がいる人は、できることなら3日に一回でもその人とあって進捗を話し合うべきです。そのくらいの時間を使っても支障はないでしょう。

ぱっと思い浮かぶのはこんなところでしょうか。卒論などで思うところある人は話しましょう!中谷は他人の研究話聞くの大好きです。



次いで頂いたメールの件です。中谷が、これまたぱっと思いつきでかける範囲です…。

・有価証券報告書の読み方って?

何のために読むかの問題が最初にあるはずなので回答はパス。でも、中谷はもちろん読むときあります。企業価値評価を行うとき、研究に必要な数値を取る時、etc…。でも就活に使うかなぁ?

・中谷の読む「ドラッカー」って何?

経営学者であり、経営コンサルタントであり、社会学者でもある哲人。「マネジメントの父」と評されるが、自ら経営者の経験があるわけではない。中谷のお勧めは「プロフェッショナルの条件」と「わが軌跡」です。

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知識の道を行く者にとっての必読書です。自らの仕事に誇りを持って勝負していく心構えを知ることができる。

知的な分野で長く勝負した彼は、自己のマネジメントにも精通している。時間こそを最も希少な資源として、「汝自身を知れとの昔からの命題は厳しくとも、汝自身の時間を知れ」と説く。かれの考え方は本田氏のレバレッジ時間術にもそのエッセンスが生かされている。

しかし、中谷がより好きなのはこっち。
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ドラッカーは自らを20世紀の傍観者と位置付け、この本は観察記録みたいなものとしている。彼の、この世紀を動かすキーパーソン達との交流録が、あたかも昨日あったことをタイプしたかのようにつづられている。そして登場する人物の何と興味深いことか!ただし、それは氏の書き方と見方がうまいからというのもあります。ドラッカーの透徹した人間観察に感嘆させられます。

ただし、氏は一つ間違いを犯している。ドラッカーは傍観者なんかじゃなく、間違いなく20世紀を創ってきた存在と思うんだ。助演男優賞クラスの働きはしているはず。。