[報告] 第3回就職勉強会BASE | 就活勉強会BASE

[報告] 第3回就職勉強会BASE


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みなさん。こんにちは。
同志社大学の代表学生、小林です。


10月27日(火)に第三回目の勉強会が開催されました。今回は22名の方に参加して頂きました。スーツ姿で参加する人もいて、参加者の就職活動の意識の高さも見受けられました。ではその模様をお伝えします。ちょっと長くなりますが、最後までお付き合いください。


一部 イントロダクション


初めに運営局長の北川から、今日の勉強内容の説明がありました。前回の勉強会では企業研究をする際にどのようなことを知りたいのかを考え、発表し合いました。その結果、定性要因(数字や目に明確には表れないもの)より定量要因(数字や文字に落とし込めるもの)の項目の方がより多く挙げられました。

定性・定量それぞれ様々な項目がありますが、そのひとつひとつの項目を短視眼的に考えると、視野が狭くなったり、先入観を持つことにもなってしまいます。広い視野を持って企業研究をするためには、商売の流れを表した「商流」というものを知っておくと役に立ちます。「商流」を知った上で項目を見ると、数字や言葉が活きたものになり、会社で発生する仕事がイメージしやすくなるのです。


二部  商流とは


講師であるバリュークリエイトの奥田さんから、主に「商流」についての説明とお金の流れについての話をして頂きました。それの重要な部分だけまとめて書きます。


・商流について(日清食品を取り上げて考えてみます)。
カップヌードルやチキンラーメンで有名な日清食品ですが、いったい何屋さんなのでしょうか?店舗を持っていないので、ラーメン屋さんではありません。日清食品の商品を買うのは、コンビニやスーパーなので、小売店でもないようです。


リクナビで日清食品の採用情報を見てみると、


職種は

営業、
マーケティング、
宣伝、
食品の研究開発、
食品機械の開発
生産技術、
プラント設計
工場管理   etc


とあります。


これらのことから、日清食品はカップヌードルを研究開発、生産し、自社の商品を宣伝し、コンビニやスーパーに商品を売ることを主な業務としていることがわかります。ちょっと難しい言葉を使うと、B to B(Business To Business)。つまり消費者ではなく小売業者を相手に商売をしているのです。これだけでも結構いい勉強になりますが、このことは商流の中ではごく一部を表しているに過ぎません。実はもっと多くの企業が関わって私たちの元にカップヌードルは届くのです。それらの企業や個人との関係性の一環したもの、それが「商流」です。順番に説明していきます。


まず生産過程についてです。
そもそもカップヌードルを生産するにはその原料が必要です。だから日清食品はどこかから原料を仕入れなければなりません。仕入れというのをもっと掘り下げてみると、原料を日清食品の工場まで運んでくるという作業も発生します。そこまでできて、やっと生産に取り掛かることができます。生産するには、商品の研究開発も必要ですし、そもそも何をどれだけつくればいいのかをある程度知っておく必要があるので、マーケティングをする必要もあります。他にも生産効率を向上や安全管理のための工場管理も必要です。


次に販売過程についてです。
商品ができたらそれを売らなければなりません。カップラーメンは小売店であるコンビニやスーパーなどに売り込みに行きます。どこに何をどれだけの数を売るのかがわかったら、またそれを運ぶ作業が必要です。また直接的に消費者に売るわけではありませんが、コンビニやスーパーでは、日清食品の商品を店舗の外で宣伝してくれるわけではないので、CMなどの広告媒体を通して消費者に宣伝します。


他にも最適な人員調整やお金の計算を行うための管理機能も必要です。そのために人事部や経理部なども存在します。


これが日清食品の基本的な商流です。これで日清食品の職種や仕事内容についてのイメージがだいぶ明確になったのではないでしょうか。奥田さんの話でありましたが、例えば、東宝という会社は映画を上映するシステムを整えているだけで、東宝の社員が映画を作っているわけではありません。私はこれを聞いたとき、正直、とても意外でしたが、商流を考えると納得できました。このように商流で企業を調べてみると、私たちがどれだけ先入観にとらわれて企業を見ているかが見えてきたりもします。また商流を考えることで職種や業務内容への理解度がぐっと深まると思います。


ここまでが商流についての説明で、次に商流のなかで発生するお金が流れの説明がありました。


・お金の流れについて(日清食品を取り上げて考えてみます)。
⇒売り上げ
日清食品の売り上げを見てみると、2008年度で約3620億円の売り上げがあります。これは極単純に考えてみると、カップヌードルが1つ100円だと仮定すると、それを36億個売ったということになります。売上原価、つまりカップヌードルを作るのに掛かった原材料などの費用は2023億円となります。


⇒連結財務諸表(日清食品 21年度3月期)
連結財務諸表とは、簡単にいうとどうやってお金を調達し、何にお金を使ったのかが表記されているものです。これには、会社の文化や戦略が強く反映されます。資料がないので説明しにくいですが、投資有価証券に1300億以上使っており、子会社や関連会社に積極的に投資していることが見受けられます。また在庫もメーカーにしては少ないほうであり、手堅い商売をするということがわかります。専門的な用語が多くて時間も限られていたため簡単な話だけでしたが、詳しく知りたい人は奥田さんが直接教えてくださるということです。


三部 グループワーク



次にグループワークとして、ヨドバシカメラの商流を考えてから日清食品との比較を行いました。ヨドバシカメラはメーカーから商品を仕入れて、消費者へ販売している小売業に分類されます。つまり、B to C(Business to Comsumer)ということです。ここが日清食品との大きな違いとして挙げられました。また従業員数を比較してみると、売上高ではヨドバシカメラの方が日清食品を上回っているにもかかわらず、ヨドバシカメラが4500名に対して日清食品は7000名以上です。このことからもメーカーと小売業の違いがよくわかります。


財務的なことも分析したかったのですが、ヨドバシカメラは非上場の企業なので詳細な財務的な情報が公表されていませんでした。みんなが知っている会社でも非上場の企業ならば、財務的な情報を知ることができないということは意外なことでした。だからこそ商流を理解して、その企業の全体像からお金の流れをイメージすることは重要なんだと気づかされました。


最後に奥田さんから任意課題が出されました。「営業マンにとって給料はもらうものではなく、稼ぐものだといわれます。それも、自分の給料の3倍を稼がなくてはいけないと言われます。それはどうしてでしょうか?」答えを知りたい方は運営局長までご連絡ください。期限は次回の勉強会の期日までとします。


次回は業界研究をテーマに勉強会を行います。

複数の業界を商流で描き表すワークショップをやる予定です。