皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) です
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相変わらず、アサシンクリードやトーマス・ロックリー氏に関する情報が次々に入ってくるので、追いつけなくて大変です![]()
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でもようやく、日本のメディアでも少しずつ、アサシンクリードの弥助問題を取り扱うようになりました。
今までもほんの少しネット記事になってはいたのですが、最近UBIが公式謝罪を出したので、日本のメディアでも取り扱いやすくなったのでしょう。
まずはその記事をご紹介します。
「史実に忠実」と強く主張していたUBIが、ここに至ってようやく「フィクション」を強調しました。
でもこの謝罪内容を読んでみると(私はYouTubeでこの問題を取り扱っている方の動画で全文を読みました)、全然謝罪になっていない。
むしろ苦しい言い訳。
最終的には、「フィクションだと訂正したから、内容は直さずにそのまま売るね」という事。
何の解決にもなってない。
特に著作権侵害の問題はどうなったの?。そこは世間には秘密?。卑怯だな~![]()
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でも、あんなにCEOが「批判する者はレイシスト!」とか息巻いていたのに、何でここに至って謝罪をしたのか…。
日本人や海外のゲームファンの声が届いたのか?、と思いきや。
UBIの株価が暴落したから、が理由だと私は思っています。
多分、株価の暴落のせいで、UBIが行動に移した。
つまりあの謝罪文は、株価暴落の落とし前をつけるために何かしらの行動に出ました、という株主へのメッセージとしたいだけなのでは?、と思ってしまう自分がいます。
で、ゲームに詳しくない読者様は、何故たかがゲームでそんなに騒いでいるの?、と不思議に思っているかもしれません。
この【アサシンクリード】シリーズは、歴史考証に忠実という部分が売りなのです。
数年前、フランスのノートルダム大聖堂が火災を起こした事、覚えてらっしゃいませんか?。
2019年04月15日に起こった、ノートルダム大聖堂の火災です。
ノートルダム大聖堂の再建に関して、UBIが、パリが舞台でノートルダム大聖堂も登場する【アサシン クリード ユニティ】のPC版を期間限定で無料配布しました。
このゲーム内では、パリの建築物が綿密に再現されているそうで、もちろん脚色された部分はあるみたいですが、ノートルダム大聖堂の修復に役立つ部分もあるかもしれないという事で、期間限定の無料配布を決めたそうです。
ただし、今回火災で崩落した部分は1864年に修復されたのもので、ゲームではそれ以前の時代、修復前の再現なので、実際にゲームのデータが再建に使われる可能性は低いだろうとされています。
以上は、『電ファミニコゲーマー 2019年04月18日』の記事を参考にさせて頂きました。
また、【アサシンクリード】では、歴史と文化について学べる『ディスカバリーツアー』も配信していて、古代エジプトを舞台にした【オリジンズ】では古代エジプトを、【オデッセイ】では古代ギリシャを、【ヴァルハラ】ではヴァイキングの時代(ノルウェーとイングランド)を、教育コンテンツとして配信しているくらいです。
教育目的で使用されたりするのです。
そのくらい、歴史考証には忠実だと、自負しているゲーム会社なんです。
そんな会社が、日本の戦国時代が舞台の【シャドウズ】では、最初は「史実に忠実」を強調していました。
「偉大なる伝説の黒人侍・弥助」が、史実であるとして海外に流布していました。
それが途中で「フィクション」を強調。
古代エジプトや古代ギリシャ、ノルウェーとイングランドは綿密な再現をしておきながら、日本の戦国時代はフィクションを強調って何なのよ
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適当すぎる。日本の扱いが。手を抜いて雑に作ったとしか言えない。
まあ、そりゃあ、あんなPVを見せられちゃえばね…。
●鳥居が集落の入り口みたいな描かれ方
●桜の時期に田植えをしつつ同時に稲刈りで豊作状態
●桜の時期なのに集落には柿が。私が見た限りでは、リンゴに見えなくもない?果物も
●神社にお線香の煙
●畳が正方形
●「史実に忠実」と言うならば、女主人公の奈緒江の髪型がボブなのもおかしいのでは?、と個人的には思います。あの時代の女性(男性も)は、長髪が基本だったのでは?、と
●福知山城に、二条城の『松鷹図』や伊藤若冲の『玄圃搖華』が。しかも無断使用疑惑
●関が原鉄砲隊さんの旗も無断使用
…まあ、まだ他にも沢山ありますが、これらのどこに日本へのリスペクトがあると言えますか?歴史と文化に敬意を持って接したと言えるのですか?。
しかもシリーズ初の、実在の人物・弥助を主人公にした理由が、
UBI「まず“私たちの侍”、つまり日本人ではない私たちの目になれる人物を探していた」
ですからね。
日本人の侍では、「私たちの目」にはなれないそうです。
今までのシリーズでは、舞台となった現地の架空の人物が主人公だったのに、【シャドウズ】では女主人公は架空の日本人ですが、男主人公は実在した黒人なんですよ。日本人の男だと、たとえ架空だったとしても、主人公としては失格だったみたいです。
物凄いナチュラルな差別意識で絶句します。
差別意識も問題ですが、これまでに書いてきたようなこんな滅茶苦茶な世界観の戦国時代の日本が、海外の人から見たらそれが史実で真実だと本気で思われてしまう危険性があるのです。
「綿密な歴史考証」が売りのゲーム会社だから。教育コンテンツとしてゲームが利用されるくらいなので、【アサシンクリード】シリーズだからと真に受ける人がいる危険性はかなり高いのです。
実は、「偉大なる伝説の黒人侍・弥助」が、本当に存在したと本気で思っている海外の人が存在しています。
それに加えて、【シャドウズ】で描かれた適当な風景や、捏造された偉大なる英雄扱いの人物が、史実だとして信じてしまう海外の人がゲームの影響で出てきてしまうのが、大きな問題となってしまうのです。
まあ弥助については、トーマス・ロックリー氏の影響がありますけれどね。
すみません、結局、ロックリー氏についてはまた次回にという事になりそうです(;^_^A💦。
それでは皆様、素敵な一日をお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました![]()
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愛と平和と喜びが皆様と共にありますように![]()
参考資料
電ファミニコゲーマー
2019年04月18日
ITmediaNEWS
2024年07月23日(火)
オタク総研
2024年07月24日(水)






