皆様本当にありがとうございます!&皇室記事で意味不明すぎるの発見【前編】 | 沙貴 誉 のブログ 『答えは自分の中にある☆薔薇の館でスピリチュアルなお茶会を』

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歴史、皇室、スピリチュアル、都市伝説、タロット占い等を中心に話題にしています。答えは自分の中にあります。自分の頭で考え、心で感じ、魂の叫びを聞きましょう。

 皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) ですピンク薔薇

 

 

 私のYouTubeへの早速のご視聴と、チャンネル登録、高評価、本当にありがとうございます!!。嬉しいです!。

 

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 このブログもそして新しく始めたYouTubeも、皆様に支えられてこそなんだと、非常に感動しております。

 

 『本能寺の変の黒幕は誰か?【前編】』、楽しんで頂けましたでしょうか。

 

 まさかあのカードが出るとは思わず、出た瞬間はビックリしました。

 

 もちろん、実際の本能寺の変を私が見たわけではないので、自分の占いだけが正しいと主張するつもりは毛頭ございませんアセアセ

 

 が、少なくともあのカードは、本能寺の変についての色々な説からはみ出た解釈ではないので、結構いい線を行っているのではと思っています。

 

 ま、色々な説からはみ出たカードが出ても、それはそれとして“新説”として面白いとは思いますけれどね。

 

 【後編】については、現在作成中です。

 

 【後編】も【前編】と同じ日に撮影したので、私はもう最初から占いの結果が分かった上で【前編】を作ったのですが、占いとは思えない結果になったので、どうぞ【後編】も良かったらご覧下さい。

 

 それにしても、私がブログでのタロット占いで初めて“歴史シリーズ”を開始した時も、テーマは明智光秀をメインとした本能寺の変でした。

 

 当時は確か、大河ドラマの『麒麟が来る』が無事に終了して、感慨深い中で占った思い出があります。

 

 その時も出たカードがことごとく、歴史として自然な流れの物語を紡いでいたので、ちょっと震えた覚えがあります。

 

 今から読み返すと、当時はパソコン上でデザインの見出しとテキストを使用した編集が出来なかった時代なので、読みにくい事この上ないですが(笑)。

 

 いえ単に、自分の国語力が無いせいで読みにくいだけです(泣)。

 

 それはともかく、私はタロット占いは集合的無意識やアカシックレコードにも?アクセスして占えると思っているので(間違っていたらすみません)、タロット占いで歴史を解釈するのは侮れないと思っています。

 

 

 集合的無意識とアカシックレコードは同一なのか?、別物なのか?、の議論はあると思います。

 私は集合的無意識はいわゆる“ワンネス(全ての魂は究極的には一つ。つまり全ての魂は繋がっている)”の事であり、アカシックレコードとは“全宇宙の記録”、だと思っていますが、詳しくは理解できていません。

 皆様はどう思いますか?

 

 

 

 YouTubeで『本能寺の変の黒幕は誰か?【後編】』が公開されたら、また連絡させて頂きます。

 

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 さて、話は変わりますが、ネット記事にて首を傾げるような記事が掲載されたので、それについて見て行こうと思います。

 

 もちろん、皇室については様々な意見があるので、誰がどのような意見を述べようとも自由なのですが、それにしてもツッコミどころが多すぎて首を傾げてしまったので、ご紹介します。

 

 記事が長いので、今回は一部分だけご紹介します。

 

 マーカー部分は私が引きました。

 

 

 

 

皇位継承と男女平等は無関係だ/倉山満

 

SPA!

2023年08月07日(月)

 

 

皇位継承と男女平等は無関係だ

 

 昔から「男女平等だから、女性天皇・女系天皇を認めるべきだ」との議論が人口に膾炙(かいしゃ)している。しかし、皇位継承と男女平等は、何の関係もない。仮に皇室に男女平等を持ち込むなら、「皇后に男がなれないのはけしからん」とでも言うのか。これは、常識の問題だろう。

 

 日本の歴史に男女不平等が無かったなどと言えばさすがに大嘘だが、皇室が「男女分業」によって形成されてきた面もまた真実である。むしろ、皇位継承においては“男性排除”の原理が貫徹しているのである。

 

 
なぜ、皇位(天皇の地位)は世襲なのか
 
 まず誰もが思う疑問、その一。なぜ、皇位(天皇の地位)は世襲なのか。政治が安定するからだった。
 
 中華帝国が典型だが、誰でも実力で帝の位に就けるとしよう。政治の戦いは激烈になる。古代中国で漢王朝を打ち立てた劉邦は、農民の出身から皇帝に成りあがった。歴代中華王朝には外国人が打ち立てた王朝すら多い。トルコ人の唐、モンゴル人の元、満洲人の清、などなど。つまり、中国人のみならず、その時代に生きている人ならば誰でも皇帝に成るチャンスがあることになる。
 
 それに対し、世襲の場合はそうはいかない。「一番偉い人」になれる可能性は限られる。だから歴代中華皇帝は、自分が王朝を打ち立てれば、世襲制を導入し安定化をはかり、王朝が弱体化したら誰かがとってかわった。選挙が導入される前、政治の決着は殺し合いで決めた。
 
 近代において、長く世襲を続けた王室はその国の伝統として尊重されるようになった。そして、権力を振るわない代わりに責任を負わせない、立憲君主制が導入され今に残る。我が皇室は公称2683年の間、一度も途切れたことが無い世襲の伝統を誇る。また、「一番偉い人が権威として君臨するが、権力は振るわない」という意味での立憲君主制では、世界史最長不倒で最古の王朝だ。
 
 
なぜ男の天皇が継ぐことになっているのか
 
 では誰もが思う疑問、その二。なぜ男の天皇が継ぐことになっているのか。これの理由は簡単で、男は子供が産めないからだ。また、現代の医療技術でも絶対に子供を産める技術が無いことも、関係してくる。
 
 既に述べたように、天皇の世襲には合理性があったし、今は世界で唯一無二の伝統である。この世襲を続けるために、父から子へと継承する男系継承と、母から娘へと継承する女系継承、どちらが合理的か。仮に女系継承をしようとしたら、女帝は天皇の仕事とお世継ぎづくりの両方をしなければならなくなる。その際、男の側室などお世継ぎづくりに何の関係もない役立たずだ。
 
(続きはまた次回に)

 

 

 

 引用は以上です。

 

 すみません、細かいかもしれませんが、この記事はツッコミどころが多すぎて、読むだけで疲れてしまいました。

 

 マーカー部分を見て行きます。

 

 

 

  皇位継承と男女平等は、何の関係もない。仮に皇室に男女平等を持ち込むなら、「皇后に男がなれないのはけしからん」とでも言うのか。これは、常識の問題だろう。

 

 私は皇位継承は男女差別があると思っていますよ。

 

 事実、現在の皇位継承権は男性皇族にしかありません。

 

 「皇后に男がなれないのはけしからん」

 

 とありますが、皇后の「后」とは「きさき」という意味なので、男性に対しては使いません。これは、常識の問題ですね。

 

 せめて、「皇配」と書いて欲しかった。

 

 それとも、「皇后に男がなれないのはけしからん」とは、男性天皇が男性と結婚するという意味でしょうか?。

 

 この配偶者の男性を、「皇配」と呼ぶか「皇后」と呼ぶか、別の呼び名で呼ぶかは議論して決めなければなりませんが、私は男性天皇の配偶者が男性でも全然構いません。

 

 男性天皇が男性と結婚しても、相応しい人徳と霊格をお持ちの方ならば、私は祝福します。

 

 その場合は、子供が産めませんので、他の皇族が皇位を継承する事になると思いますが。

 

 そうではなく、女性天皇の配偶者としての男性、という意味ならば。

 

 現代では民間出身の皇后やお妃様は皇族になるのだから、女性天皇が誕生したら、女性天皇の配偶者の民間出身の男性は皇族になればいいと思います。

 

 「常識」など、時代や価値観によって変化します。

 

 「皇位継承と男女平等は、何の関係もない」というこの著者の持つ常識は、別にこの世における普遍的な絶対的な常識なんかではありません。

 

 この著者は自分にとっての都合の良い価値観を「正しい常識」として認識しちゃうタイプなんだろうな、というのが私の率直な感想です。

 

 

 

 

  皇室が「男女分業」によって形成されてきた面もまた真実である。むしろ、皇位継承においては“男性排除”の原理が貫徹しているのである。

 

 これ、「男女分業」と「皇位継承においては“男性排除”の原理が徹底している」件については、その後の記事に著者なりの著述がありますが、詳しくは次回に回すとして、今回は私なりの感想を書いてみます。

 

 「男女分業」は、男女差別に当たる場合も多いのではないでしょうか。

 

 ただし、性差や体格の差などによる区別はあって然るべきだとは思いますし、それを「差別」と混同するのは危険だと思います。

 

 「差別」と「区別」は、分けて考えるべきです。

 

 ただ、「男はこうであるべき」「女はこうであるべき」という意味での役割分担でしたら、自分自身への誓いだったらその人の自由ですが、他者に強要したらそれは差別になってしまうと思います。

 

 一般論ですが、

 

 

 女に学問は必要ない、女は子を産む道具でいい、子(特に男児)を産まぬ女は価値がない、女は良妻賢母であればいい、女は政治に口出しするな、女は黙って飯炊きしてればいいんだ、妻は夫に従え女は男に従え…、

 

 

 「女はそうであるべきだ」。

 

 などと勝手に押し付けられた上での「分業」でしたらそれはやはり男女差別ですし、時代とともに「男女分業」などの価値観は変化していくのが自然な流れでしょう。

 

 皇室においてでも、いくらお妃様にお世継ぎが期待されているとしても、例えば、

 

 「お妃は子供を産むマシーンでさえあればいいんだ、お妃に学歴なんかいらねぇ、社会人経験なんかもいらねぇ、沢山子供を産めればそれでいい、女児を産んでも無価値だ、とにかく男児を産めや」

 

 などとの目で見られたら、プレッシャーと女性蔑視から、お妃様は心を病んでしまうでしょう。

 

 また、

 

 「男性皇族が天皇になるべきで、女性皇族は天皇になるべきじゃない」

 

 という「男女分業」があれば、それはもう差別以外の何物でもないと思います。

 

 で、次ですが。

 

 「皇位継承においては“男性排除”の原理が徹底している」?。

 

 これ、普通に読むと意味が分かりません。

 

 意味の分かる方、いらしゃいますか?。

 

 皇位継承において、どこに“男性排除”の証拠があるのでしょう?。

 

 歴代皇位継承者の殆どが男性ばかりで、明治以降は男性皇族のみしか皇位継承権が与えられていません。

 

 また、“男性排除”の原理とありますが、その「原理」とは何でしょうか。

 

 全く説明がありませんね。

 

 意味不明です。

 

 恐らく著者は、「皇位継承においては“男系男子以外の男性の排除”」という意味で使いたかったのでしょうが、「“男性排除”」だけでは言葉足らずですね。

 

 女系天皇が誕生すると、女系天皇の父系を辿っても天皇には行きつかない。天皇ではない一般人に辿り着く。つまり父系の血筋(男性の姓)が変わると、王朝交代となってしまう。

 

 と言う、儒教「易姓革命」のイデオロギー的思想から、「男系男子以外の他の男の血が入ってはならない」という意味で「“男性排除”の原理」と書いていると思います。

 

 多分著者は、

 

 「皇位継承に男女平等は無関係だ。むしろ(男系男子以外の)男の方が排除されていて差別されている」

 

 とでも主張したいのだろうと推測しますが、儒教を崇拝していて「易姓革命」を恐れているならば、“男系男子以外の男性の排除”がなされても、それは当然であり自然な流れでしょう。

 

 男系男子派の中には、「一般国民の男性は、皇族にはなれない。だからむしろ、男性の方が差別されている」などと主張する人がいます。

 

 情けなさすぎる。

 

 「易姓革命」を確実に排除したいならば、「男系男子以外の一般国民の男性の排除」くらい、当然でしょう。だとしたら、甘んじて受け入れるべきです。

 

 そんな覚悟も無いのですか。

 

 「一般国民の男性が差別されてもいいから、何が何でも男系男子を守ってくれ!」

 

 と言う気概も無いのですか。

 

 甘えない方がいい。

 

 両方なんか無理なんです。

 

 どちらかを選ぶしかないんです。

 

 一般国民の男性が皇族になれなくてもいいから、天皇の男系男子を守るのか。

 

 一般国民の男性が皇族になれないのは差別だから差別を解消すべきなのか。でもそれは、男系男子の否定に繋がる事になりますが。

 

 私は中国発の「易姓革命」なんぞにいつまでも日本人が縛られるいわれはないと思うので、女系天皇OKです。

 

 まあ、ある意味、「天皇は男系男子(女子は中継ぎならばOK)しか認めない」をイデオロギーとしている人々から見れば、確かに、「皇位継承に男女平等は無関係。平等などあろうはずがない。女が天皇になるのは認めない。女系天皇反対、女への差別OK。民間人の男が皇族になれないんだから、実際は男性差別だ」みたいな、こねくり回した論調にはなると思います。

 

 ところで、この著者も他の男系男子派の多くと同様、上記の記事の続きの部分で、「日本人の多くは女性天皇と女系天皇の区別がついていない」とディスっています。

 

 「むしろ、皇位継承においては“男性排除”の原理が徹底している」などと、わざとミスリードするような人に、誰かをディスる資格なんてあるんですかね。

 

 この著者曰くの、女性天皇と女系天皇の区別のつかない多くの日本人よりも、その区別のつかない多くの日本人を含めた記事の読者に向かって「むしろ、皇位継承においては“男性排除”の原理が徹底している」と、言葉足らずな主張で間違った認識を植え付ける事の方が、はるかに罪が重いと思いますが。

 

 この著者のように、出版社から記事を出して社会に言論を発表するならば、記事の言葉選びにも気を付けて頂きたいな、というのが、私の素直な感想です。

 

 

 

 

  まず誰もが思う疑問、その一。なぜ、皇位(天皇の地位)は世襲なのか。政治が安定するからだった。

 

 大間違いです。

 

 皇位が世襲なのは、天照大神の子孫しか天皇になれないからです。

 

 政治が安定しようが不安定だろうが、天皇の世襲は揺るぎません。

 

 あなたに、「多くの日本人は女性天皇と女系天皇の区別もついていない」などと誰かを見下す資格はない。

 

 

 

 

  中華帝国が典型だが、誰でも実力で帝の位に就けるとしよう。政治の戦いは激烈になる。古代中国で漢王朝を打ち立てた劉邦は、農民の出身から皇帝に成りあがった。

 

  歴代中華王朝には外国人が打ち立てた王朝すら多い。トルコ人の唐、モンゴル人の元、満洲人の清、などなど。つまり、中国人のみならず、その時代に生きている人ならば誰でも皇帝に成るチャンスがあることになる。

 

 国体の違う外国と日本を比べても、意味が無いでしょう。

 

 特に中国では、血統ではなく徳を持った者が天に成り代わって地上を治めるという「易姓革命」の思想があったのですから、徳を持つ(実際は血で血を洗う戦いに強い)者が、身分や外国人に関わらず皇帝になれたのです。

 

 日本の天皇はあくまで「血統重視」です。

 

 天照大神の子孫しか天皇になれないのです。

 

 だから世襲しか選択肢がないのです。

 

 ちなみに天皇が実際に政治を担った時代は、おそらくそれ程長くないはずです。

 

 平安時代の摂関政治では藤原氏が政治の実権を握っていましたし、それでも上皇や法皇が院政を行ったり、鎌倉幕府滅亡後の建武の新政で天皇が政治の実権を握った事はありますが、武家政権成立後は武家が政治の実権を握っていました。

 

 幕府で一番偉い征夷大将軍とは、あくまで朝廷から与えられる官職です。

 

 つまり政治の実権を握るための武士たちの戦いは、あくまで天皇の臣下たちの権力争いなのです。

 

 中国の皇帝と政治システム、日本の天皇と政治システムは、こうも違うのです。

 

 と言うか、唐がトルコ人!?。

 

 初耳です。

 

 唐の李氏は出自に様々な説がありますが、トルコ人説は初めて聞きました。漢人説と鮮卑人説、夷狄人説などがありますが…。鮮卑の血統は間違いなく引いているらしいですが(多分)。まあ、あの時代は様々な民族が混血している時代なので、はっきりとしない部分はあるとは思いますが。

 

 よく分からなかったので調べてみたら、もしかしたら突厥(とっけつ、と読みます。テュルク系民族の事です。つまり、トルコ系諸民族の事。中国など中国語圏では広義のトルコを突厥と呼んでいます。Wikipedia参照。)出身の李氏(元の姓は朱邪)が建国した「後唐」の事かもしれませんね。

 

 もしも、私が調べたこの内容には間違いがないとしたら…。

 

 ほら、ここでもこの著者、言葉足らずで「唐」と「後唐」を混乱させていませんか?。

 

 日本人で「唐」と聞いたら、誰だって楊貴妃で有名な方の「唐」の方を連想するでしょう。

 

 まさか、「日本人の多くは唐と後唐の区別もついていない」なんて言わないでしょうね?。

 

 この著者が「トルコ人の唐」と書いた理由が知りたいです。

 

 (私の調べた内容に間違いがあったらすみません)

 

 

 

  それに対し、世襲の場合はそうはいかない。「一番偉い人」になれる可能性は限られる。だから歴代中華皇帝は、自分が王朝を打ち立てれば、世襲制を導入し安定化をはかり、王朝が弱体化したら誰かがとってかわった。選挙が導入される前、政治の決着は殺し合いで決めた。

 

 この文章の意味が、一番分かりません。

 

 世襲が政治の安定化を実現するシステムだから、中国の歴代皇帝は自分が王朝を打ち立てれば世襲制を導入し安定化を図った、と?。

 

 でも、王朝が弱体化したら誰かがとってかわった、と?。

 

 じゃあ別に、世襲だからといって政治が安定するとは限らないって事じゃない?。

 

 だって、世襲制を導入しても、王朝は弱体化するんでしょ?。

 

 だったら日本の天皇の皇位だって、べつに世襲だから政治が安定するとは言えないのでは?。

 

 天智天皇の治世は安定していましたか?。『白村江の戦い』の敗戦で、かなり政局は混乱していましたが。

 

 天智天皇の死後、後継者の大友皇子に対して、叔父の大海人皇子(天武天皇)は牙をむきましたが、それだって決して安定してるとは言えない、弱肉強食だった訳ですが。

 

 壬申の乱なんかは、文字通り政治の決着(内乱)は殺し合いで決めたのですが。

 

 世襲だから政治が安定するとは、決め付けられないのです。

 

 中国の隋なんて2代で終了していますしね。世襲で政治が安定するなら、もっと隋王朝は続いていたでしょう。

 

 政治が安定するかどうかは、結局は君主の実力次第という事なのではないでしょうか。

 

 中国の場合、政治が安定するから世襲制を導入したのではなくて、天子(皇帝)とは、天命を受けて地上を治める徳を持つ人のことを指すのだから、徳を持つ天子と同じ姓を持つ子孫で繋いで行く世襲制しか選択肢がないからだと、私は思います。

 

 (他にも世襲制の理由があるかもしれませんが、今回は深掘りしません)

 

 天命を受けていない赤の他人が皇帝になるには、「易姓革命(王朝交代)」を起こすしかない。

 

 天子(皇帝)に徳が無くなったから、その王朝を天が見切って、新たな徳を備えた一族(前王朝とは別姓)が新しく王朝を立てる。

 

 天子が自らその地位を譲るのを「禅譲」、武力にて問答無用で天子から王位(皇位)簒奪するのを「放伐」といい、どちらも認められていました。

 

 王位(皇位)簒奪が認められていたのだから、殺し合いで実力者が皇帝になれるのです。

 

 日本の天皇は天照大神の子孫しかなれないのですから、もし天照大神の子孫以外の人間が天皇になったら、その人物を天皇とは呼べませんし、その時点で天皇の歴史は終了です。

 

 いくら天皇や皇室が弱体化しても、誰かがとってかわろうとして殺し合いで勝者となっても、血統者ではない人間が天皇にはなれません。

 

 やはり天皇の世襲を政治の安定で説明するのは無理があるし、武力で王位(皇位)簒奪OKの中国と比べるのは、無理がありすぎるように感じます。

 

 まあ、世襲と政治の安定を論じるならば、どちらかと言えば、政治が安定しているから、世襲も長く続くという感じじゃないかな…。

 

 いくら世襲制で政治を安定化させようとしても、暗愚な皇帝が上に立てば政治が安定する訳が無い。

 

 そういった意味でも、日本の天皇が政治の実権を握っている期間があまり長くなくて、権力から遠ざかっていたのは、幸いだったのかもしれませんね。

 

 

 

 

  我が皇室は公称2683年の間、一度も途切れたことが無い世襲の伝統を誇る。

 

 一度も途切れた事のない証拠を見せてくれ。

 

 紙に書かれた家系図は意味がないよ。家系図は書きかえることが可能なんだから。

 

 家系図では繋がっているが、一度も途切れたことが無いかどうかは、実際のところは分からないという、冷静な目を持った方が良い。

 

 そうでないと、客観的に物事が見れなくなる。

 

 神話と歴史の区別がつかなくなったら、ただのファンタジーにしかならないから。

 

 

 

 

  では誰もが思う疑問、その二。なぜ男の天皇が継ぐことになっているのか。これの理由は簡単で、男は子供が産めないからだ。

 

 意味不明。

 

 

 

 

 

  既に述べたように、天皇の世襲には合理性があった

 

 え?。

 

 合理性?。

 

 世襲は政治を安定化させるという有り得ない理由の事?。

 

 男が子供を産めない事?。

 

 

 

 

 

  世襲を続けるために、父から子へと継承する男系継承と、母から娘へと継承する女系継承、どちらが合理的か。

 

 え?。

 

 どちらも合理的なんかじゃないけど。

 

 父か母が天皇であり、その天皇の子であるならば男女のどちらでも継承できる、が一番合理的だと思うけど。

 

 ただ、何が何でも天皇の血筋にこだわるならば、母から娘への女系女子が一番確実ね。

 

 女性が産んだ子は、必ずその女性の子であるからね。

 

 男性が女性に子を産ませたら、必ずしも女性の子はその男性の子とは限らないからね。

 

 紙の上に書かれた家系図では、その家の子孫として繋げて書かれていくかもしれないけれど。

 

 でも実際は他人の子かもしれない。

 

 

 

 

 

  女系継承をしようとしたら、女帝は天皇の仕事とお世継ぎづくりの両方をしなければならなくなる。その際、男の側室などお世継ぎづくりに何の関係もない役立たずだ。

 

 必ずしも若い女帝が即位するとは限らないよ?。

 

 子育てが終わってから、即位するかもしれないよ?。

 

 それに、何故女帝に男の側室が必要なのですか?。

 

 現代では、皇室には側室の存在などありません。

 

 今後日本に女帝が誕生しても、男の側室の必要性が全くありません。

 

 まあ、この著者は、女帝が身籠ったらその時点でそれ以上の妊娠が期待できないから合理的ではない、男の側室がいたとしても子が増やせない、だから世襲を続けるためには女帝は合理的ではない、と主張したいのかもしれませんが、まあ酷い女性蔑視ですね。

 

 男性天皇だって、男性が原因の不妊で、お世継ぎに恵まれないかもしれないよ?。その場合、子供は一人も恵まれないかもしれないよ?。どんなに側室がいても意味ないよ?。そういう想像力がなさすぎるのよ、この著者は。

 

 

 本当に意味不明だわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 いや、もう、本当に意味不明過ぎて、読むのが疲れたし、書くのにも時間が掛かりました。

 

 私の読解力が無くて、この著者の主張とは全然違う事を書いていたら、本当にすみません。

 

 ただただ、疲れました。

 

 今回はここまでにして、次回に記事の残りの部分を見て行きます。

 

 

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました虹クローバー

 

 

 

 

 乙女のトキメキ愛と平和と喜びが皆様と共にありますように乙女のトキメキ

 

 

 

 

参考資料

 

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2023年08月07日(月)

 

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