「不浄」の正体って。。 | ばーやちゃんのブログ「リンガフランカ」

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あるクイズ番組で

身体の中で一番汚い所はどこか?

ってのがあって、


【2択です】

 


 



さあ、どっちでしょう?



色々触るし、手指消毒はここ一年大切だと言われてるしなー。手じゃないの?
というのが私の予想。









正解は、



















 









ですってよ。





そういえば、

昨年の夏頃、


足の親指の爪を一部、手術で肉ごと切り取ったんですね。

術後二週間ほど松葉杖生活で、ずっとシャワーも浴びられなくて、真夏の中大変でしたえーん


抜糸が済んで、シャワーも浴びられるようになり、でも傷口はまだ半生状態チュー


先生には、石鹸でよく洗って薬塗って毎日ガーゼを取り替えるよう言われました。




けっこう真面目に、石鹸で足の隅々まできちんと洗うようにしてたんですね。


そしたら、



足裏の、



なかなか治らなかった魚の目





完治してた!
っていうチュー



ウイルスなのか細菌なのか、
よく分かりませんけど、



石鹸すごくないすか?






昨年からのコロナ禍で、私達はウイルスについてかなり知識を得たと思います。


ウイルスは、石鹸で洗うと脂質の膜が壊れてバラバラになるらしいですよね。










石鹸すごくないすか?(二度目)






というか、今までかなり適当に足を洗ってたんだな、わたし。


と、今までの無精(ぶしょう)っぷりから足を洗って、
今でも足をよく洗うことにしてます。
(ややこしいわw)





さて、


前回のブログで穢れ(ケガレ)という事について書きました。
まだ読んでない方は読んでみてください。


「穢れ」の辞書の説明で、

妊娠や生理に対して
「不浄」という言葉が強すぎるんじゃないか?
と、思っていた私でしたが、



よく、考えたらこれ、


感染症対策の知恵なんじゃないか?


と思うようになったんですよね。



ウイルスの科学的な知識や検証なんて無かった時代に、


出産時に亡くなる事もきっと多かったと思います。


出産時の病気(産褥熱)について、原因を発見したのは、オーストリアでゼンメルワイスが1847年にウイルスの接触感染だと証明したのが最初だそうです。


それが分かってからは、消毒法がきちんと整備されて今に至っているわけですね。



それが分からなかった時代には、
出産は、得体のしれない疫病神が命を奪うと怖れられていたのかもしれません。


そう考えると、


不浄だから、人に会うのを慎むというより、

他人との接触を避けて、
常に体を
清潔にしておくために人に会わないようにした。


という方が理にかなっていそうです。



そういえば、足指の手術の時、
部分麻酔をしたんですが、

ヒッタヒタに消毒薬っぽいものを足先に塗られてたな…


ドラマとかでも手術する前に石鹸で念入りに指先を洗ってますしね。





話は逸れますが、

子宮頸がんってあるじゃないですか。

その原因として、

HPVウイルスというのが関係していると最近では分かってきています。


オーストラリア・イギリス・米国・北欧では、男性がワクチン接種を国からの支援で受けているとか。


どこにでも存在し得るウイルスで、免疫力があれば平気ですが、やはり目に見えないという点では対応は難しいですよね。男がウイルスを付着させている可能性はおおいにあり得ます。

なので、発症までに数年かかるので、1、2年ごとなどの定期的な検診は大切になってきます。




ということで、

昔の人々の知恵から生み出された、
「穢れ」の概念は、

実は、ナイーブな女性の身体を守るためだったのかもしれませんね。


人から遠ざけて感染症から守るための知恵だったのではないでしょうか。



われわれ男たちは、
しっかり支えていかないとあかんわなチュー



まだまだコロナの感染拡大は落ち着いていません。目に見えない穢れから私達は、先人の知恵を受け継ぐ時なのかもしれませんね。



ではでは。