2018ロシアW杯グループリーグ初戦 コロンビア戦 | ばーやちゃんのブログ「リンガフランカ」

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2018年6月19日 グループリーグ第1戦
日本 2-1 コロンビア

忘れもしないその日、うちの祖母のお通夜があったんですね。

急な訃報で私は、その日夕方まで仕事をして、
電車で帰省の途へ。

そしたら、運悪く人身事故で電車が1時間以上動かず。
出発もできず。ようやく何とか復旧して向かい始めたのが、夜もだいぶ遅くなってきた頃。

もう、お通夜は当然間に合うどころか、無事にたどり着けるかどうかっていう瀬戸際でした。

そんな最悪のシチュエーションの中、
日本代表のワールドカップ初戦コロンビア戦が始まっていたわけでして。

電車の中でニュースとtwitterで時々チェックしていました。
まずは、スタメンが、本当に自分の理想に近い形で、西野さんやるなー、という感想でしたね。
岳と酒井宏樹は、絶対使って欲しくて、何故なら、岳のコンディションが上がって来ていたのを先の親善試合で感じていましたから。

ちょうど私の1つ前のサッカーブログにも書いていますが、

柴崎岳のファンタジスタ爆誕(ばくたん)は、そんなに遠い夢でもない感覚はありましたね。

彼の短期戦への集中力は、一昨年のJリーグチャンピオンシップとクラブワールドカップで既に証明されていましたから。何か勝利に直結するプレーが炸裂するんではないか!と。
鹿島サポとしては、大迫の決勝ゴールと、昌子(しょうじ)のスタメンにもやはり震えるものがありましたね!

西野監督の思い切りの良さは、本当に勇気あるし、選手の特長と出すタイミングをよく分かっていると!個人的には好きです。
7番をつけた柴崎岳が光ったのは、ハリル監督の時から比べると横パスで繋ぐようにスタイルを変えて、ほぼブラジル大会の延長みたいな、そんな攻め方に変わった(戻った?)チームの中にあって、縦パスへの意識が飛び抜けて高かった事です。これは、ハリルの言ってきた事を、全部捨て去るのではなく、「怖い攻撃」という大枠で見ると、必要な要素なのは間違いありませんし、それを受け継いだ形で消化していたわけです。
それによって、日本はパスでのボールポゼッションに加えて、一瞬のゴールへの怖さが、鋭さが武器としてちょうどいいバランスになっていましたね。

後半、PKで先制点を決めた香川に変えて本田を入れたタイミングと、岳が足を痛めて山口蛍に、サコが足をつって岡崎に、と選手交代をして繋いで行ったタイミング、「タイミング」で言ったら、本当に絶妙です。


そして、何より運❗笑

いきなりのカルロスサンチェスのハンド&PK&レッド一発退場なんて、誰が想像できたでしょう。
いやはや、いやはや。


と、まあ、こんな奇跡的な勝利になって、
奇しくも私がブログで書いた
「マイアミの奇跡」ならぬ、
「サランスクの奇跡」

が実現しましたね。


そして、何よりも、その日、
祖母のお通夜があり、
家族たちは、
一段落したあと、祭場で
一緒に日本戦を観ていたというのが、また何とも不思議な、
そんな、忘れがたい歴史的な1日となりました。


たぶん、何年か後、思い出すのでしょうね。
ばあちゃんが亡くなったのは、ロシアワールドカップのコロンビア戦に日本が勝った日だ、と。

まだあと2試合ありますね。
頑張ってほしいですね!