こんな時流だから思う | ばーやちゃんのブログ「リンガフランカ」

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안녕하십니까. こんばんは。



今日は、ちょっとマジメな話を書こうと思います。



最近の日韓の緊張関係…、皆さんもニュースでご覧になっていると思います。


もちろん、事が大きくなった発端は李明博大統領のあの電撃訪問ですが、

それに続き天皇陛下についてのコメントも発したことで、国内外で異論反論を巻き起こしてます。


多くの日本人にとっては、もちろん、いい気分ではないでしょうね。

社会的に、色々な評価や推測がされています。


「人気取りのため」

「国民からの求心力を失った今、『反日』が有効なカード」

「外交非礼」

色々ありますね。


しかし、私はこれが単なる人気取りには思えないところがあるというのが、正直な感想です。





日本で、竹島問題は、私の周りではほとんど話題になった事がありません。

今でこそ関心が高まってきていますが、それまでは大して気にも留めていなかったというのが、

本当のところです。



インターネットでは、韓国に対しての批判と悪口が溢れています。



そして韓国内では独島熱がいっそう高まっている。



私は、試しに「竹島は日本の領土だ」と口に出してみました。


若干違和感があった。

これは竹島に対してこれまで、そんなに真剣に思って来ていなかったということでしょうか。



それで批判と悪口を言うのであれば、抗議ではなくて、


『単に悪口が言いたいだけ』


なのかもしれません。



一度口に出してみることをお勧めします。




確か、もう10年も前になります。



韓国人の友達ができて、一緒にカラオケに行く機会がありました。



そこで、初めて



「독도는 우리땅(独島は我らの地)」の歌を聞きました。

(いや、聞かされたという感じかな(^_^;))



正直、引きましたね。


カルチャーショックでした。



でも、そんな歌まで作って誰もが知っているという、この状態をどう受け止めるべきでしょう?




反日教育の成果

政府のマインドコントロール


と言ってしまうのは、簡単です。



簡単でしょうけど、



ちょっとここで、いったん



我々(関心があんまり…という人達)との認識のギャップを思い出してください。





日韓でこんなに温度差が激しいのは、一体全体なぜでしょうか?



う~ん…



私が思うに政府の「主張」の差、だと思います。


そして、歴史に関心を寄せる差。




過去の歴史から問題が何なのか、それを解決していくためには、どうすればいいのか?





これらをみんなで語り合う時間が足りなかったのではないでしょうか?





太平洋戦争という悲劇からはや70年がたとうとしています。




我々は、ここ10年ほどで、先の大戦に対する考え方が変わってきてはいないでしょうか?



侵略戦争は、罪か罪じゃないか?



シンプルに考えれば…



「罪」です。



証拠だとか、あれこれと細かい理論的な言葉は、ここでは問題にしていません。



我々日本人は、戦争による侵略という重い罪を背負いました。

そして歩き始めました。


途中子どもが生まれました。

確かに子ども達には直接非はありませんが、

それでも親の罪は交代交代に背負っていかなければなりません。



そういう状態だと私は思っています。




子どもには重いから降ろそうか?



と別の人が話しかけてきました。



そうだね、もう60年も歩いたし、このへんでいいよね?



そういう状態だと思います。



60年が果たして長いか短いか、


それは、それぞれが判断することですが、



さて…降ろしていいよ、って言われたでしょうか?




もう一度、我々は何が問題で、何をどうすれば解決するのか、

真剣に考える必要がありそうです。




これは、日本人と私自身に対するエールだと思ってください。




長くなってしまいましたが、お互いが悪態をつき合っていては、

建設的な将来は何も創れないと思います。


歩み合うための知恵を。



Thank you.


Love.