久しぶりに、こちらを書きたくなりました(^^♪
ツィゴイネルワイゼンはクラシックの名曲。
ゴールデンイヤリングスはジャズの名曲だ。
この2つに何の関係があるの?
そう、それが今回のテーマだ。
でも、クラシックの曲をジャズ演奏するのはけっこうある。
最も有名なのは、ジャック・ルーシェのバッハの演奏かな?
その他、ショパンとか、けっこうある。
最近知ったが、マーカス・ミラーは、
ある曲をベートーヴェンの月光をモチーフに演奏している。
これは、いつか書くとき紹介しよう。
本題に戻す。
ツィゴイネルワイゼンとゴールデンイヤリングスは、
けっこう長い間聴いてきた。
でも、私は両者に関係があるなんて、
これっぽちも知らなかった。
1年以上前、あるオーディオ好きの某氏の家に
4、5人のオーディオ好きが集まった。 私もその1人。
そのとき私は何枚かのCDを持っていったが、
そのうちの2枚が、
“モダンジャズ名曲名演ピアノトリオでティーブレイク”と
レイ・ブライアント・トリオの“ゴールデンイヤリングス”だ。
でも、写真のゴールデンイヤリングスは、
1957年制作のオリジナルではなく
同じレイ・ブライアントが1988年に再録音したものだ。
こちらは、輸入盤で、小さな英語文字が
ビッシリ書いてあって読む気がしない(;^ω^)
若い時のオリジナルは、名曲名演に入っている。
その2つのゴールデンイヤリングスの聴き比べのため
持参したのだ。
ゴールデンイヤリングスはジャズ好きの間で大人気になり
東京中のジャズ喫茶でゴールデンイヤリングスが
鳴っていたくらいだそうである。
それくらい人気のあった曲なのだ。
さてさて、オーディオ集まりで、
この2つのゴールデンイヤリングスを聴いた後、
参加者の1人A氏が、こんな発言をした。
「ゴールデンイヤリングスの原曲は
ツィゴイネルワイゼンだそうですね。
あるジャズ演奏家から聞きました」
皆さん、え、ホント?という感じ。
私もツィゴイネルワイゼンは、よく聴くが、
ゴールデンイヤリングスのどこに、
そのカケラがあるのか全くわからない。
発言したご本人も、わからないため言ったのだ。
んでもって話はおしまい。
私は、すっかり、その話を忘れていた。
その後、私は入院したりして、
去年は1度もその集まりに行かなかった。
そして、先日、また、その集まりに参加した。
今度は、主催の某氏が、
ツィゴイネルワイゼンのLPレコードをかけた。
そうしたら、またA氏が、前回とは逆に、
ツィゴイネルワイゼンを聴いて、前回と全く同じ発言をした。
やはり誰もわからない(;^ω^)
今度は前回があったので、
私は強く印象に残り、帰ったら調べようと思った。
そして調べた結果が下記の通りなのだ。今は便利だ(^^♪
そういうことで、CD紹介はいつも1枚だが、
ゴールデンイヤリングスが入ったCD2枚と
ツィゴイネルワイゼンが入ったCDの計3枚になったのだった。
そうそう、このCDのタイトルは、
カルメンファンタジーですね。
つまりカルメン幻想曲です。
さて、調べた結果
ジャズ、ゴールデンイヤリングスの直接の原曲は、
1947年公開のアメリカ映画
“ゴールデンイヤリングス”の主題曲のようだ。
作曲は、映画“エデンの東”の音楽を作ったビクター・ヤング。
マレーネ・ディートリッヒがジプシーの女性役で出演し、
この曲を歌っている。
この曲は色々な歌手によってカバーされた。
ダイナ・ショアとかペギー・リーなどが歌っている。
え、じゃ、どこがツィゴイネルワイゼンなのか?
ということで、
家でツィゴイネルワイゼンを慎重に?聴きました(^^♪
今までは、うん、いい曲だ、いい音だ、
とボンヤリ聴いていたのだが
今回は分析的?に聴いた。
それでわかったこと。
ツィゴイネルワイゼンは、
ヴァイオリン協奏曲のように主役のヴァイオリンと
バックのオーケストラが演奏する。
その主役のヴァイオリン演奏は、
この曲では3つの部分に分かれる。
つまり、3つの部分の曲想が違うのだ。
その3つの部分の第2の部分が
映画ゴールデンイヤリングスの主題曲と一致したのだ。
なるほど!
歌で、これがわかった。
ジャズ、ゴールデンイヤリングスではわからない(;^ω^)
なにしろ、ジャズは、テーマを変奏するのが命?なのだから。
これで終わりか?だが、まだ話はこれで終わらない。
この流れだと、ビクター・ヤングが映画のため、
ツィゴイネルワイゼンの第2主題の部分を引用し、
それを何人かの歌手が歌い、
それをジャズ・ゴールデンイヤリングスにした、
となりそうだが、単純にそれだけではなさそうなのだ。
どうやら、こういうことらしい。
1926年録音のレコードがあるそうだ。
歌手は、オーストリアのテノール歌手
曲名は、ずばり、“ツィゴイネルワイゼン“なのだ。
そのレコードで、ツィゴイネルワイゼンの
第2主題を歌っている。
ちなみに、“ツィゴイネル“はドイツ語で、ジプシーのこと。
“ワイゼン“も同じくドイツ語でメロディーのこと。
つまり、ツィゴイネルワイゼンは、ジプシーのメロディー、だ。
そして、その原曲は、ハンガリーのジプシー民謡だそうだ。
そして、1933年、
アメリカ、メトロポリタンオペラ歌手(男性)が
歌った“ジプシームーン”というレコードがあるそうです。
更になんと!1934年には日本でも、この曲が発売されていた。
山田栄一:編曲、サトウハチロー:作詞、東海林太郎:歌
曲名「ジプシイの月」
モロ、そのまんまですね(^^♪
更に、1936年、今度は
入江静雄:作詞、三根徳一:編曲、ディック・ミネ:歌
曲名「ジプシーの月」で発売されている。
三根徳一というのは、ディック・ミネの本名です。
そして、ツィゴイネルワイゼンの解説にも、
サラサーテが、ハンガリーのジプシー民謡の曲を
取り入れて、とある。
というわけで、ここまでの、まとめと整理。
このジプシー民謡は、ヨーロッパでは、有名で、
サラサーテも曲に取り入れ、その曲そのものが、
レコード化されるほど知られていた。
そして、アメリカでもレコード化され、
映画にも取り入れられた。
題名、ゴールデンイヤリングスでわかる通り、
ジャズ、ゴールデンイヤリングスは、
恐らく、この映画のテーマ曲から作られた。
なにしろ、ジャズ、ゴールデンイヤリングスは、
映画ゴールデンイヤリングスの、たった10年後だ。
だから、ツィゴイネルワイゼンから、
ゴールデンイヤリングスが、作られた、というのは、
正確では無いかもしれないが、
間違いだ、と決めつけるのは、酷だと思う。
大元の源流は同じで、親子ではなかったが、
兄弟姉妹みたいなものだと思う。
一段落ついたので、次はCDについて語るのだ(^^♪
まず「名曲名演ピアノトリオでティーブレイク」
私は、ジャズでも特にピアノ・トリオが好きだ。
だから、持っているCDは、ほとんどピアノ・トリオだ。
入っている曲は、ゴールデンイヤリングスなど、
誰でも親しめる有名な曲ばかり。
これから、ジャズを聴きたいという人にお勧め(^^♪
レイ・ブライアントの1988年盤CD
これは、音がかなり良い。
そして、オリジナルの
ゴールデンイヤリングスの演奏時間は4分52秒だが、
1988年盤は、同じ曲が7分17秒。
3分近く長い。
これは、私の個人的感想だが、
若い時のレイ・ブライアントの演奏は
思い切りの良い潔い演奏に聞こえる。
じゃ、年取ってからの演奏はダメかというと、
そんなことは無い。
そのへんは、流石レイ・ブライアント。
これはこれで楽しめる。違いを聴き比べるのもよい(^^♪
ツィゴイネルワイゼン。
主役のヴァイオリンは、アンネ・ゾフィー・ムター。
これは、1992年録音。
これまた私の個人的感想だが、
少なくとも、この時点のムターは
世界トップクラスのヴァイオリニストだと思う。
というより、最高だと思っている。素晴らしい(^^♪
私はこのCDは、同じのを国内盤と輸入盤の2枚持っている。
恐らく、国内盤を先に買い、後に輸入盤を買ったのだろう。
国内盤と輸入盤では、音がちょっと違うことがある。
LPレコードの時代は、けっこう違っていた。
それと、なぜか輸入盤の方が安い(^^♪
LPレコードの時代のときは、
気に入った盤は、2枚買うことが多かった。
レコードは、針が盤をひっかく。絶対に物理的に痛むのだ。
だから、2枚買い、1枚は正月のみ聴き、
もう1枚は普段聴く、ということをやっていた。
ムターのツィゴイネルワイゼンに話を戻すと、
このCDにラヴェルの“ツィガーヌ”という曲が入っている。
この曲の前の方は、ヴァイオリンの独奏だ。
このヴァイオリン独奏部分の再生が難しい。
このCDを買った当時のCDプレイヤーでは、
この独奏がうまく再生できなかった。
どうしても、嫌な音が出てくるのだ。
だから、このCDで、ツィガーヌだけは聴かなかった。
何年かしてCDプレーヤーを変えたら、
ツィガーヌが聴けるようになった。
デジタル技術の進歩で音が良くなったのだと思う。
現在の装置はスピーカーは当時と同じだが、
アンプは、プリメインアンプから
プリ、パワー独立にし、
パワーアンプは2台にしてバイアンプ駆動している。
CDプレーヤーは、ツィゴイネルワイゼンを買ったとき
使っていたプレーヤーから4台目かな?
3台目は気に入っていたが、経年劣化で、
部品も無く修理不能なので4台目にした。これが2年前かな?
失業中?でお金が無いので、
仕方なく、3台目の半分の値段のCDプレーヤーを買い、
そのため、あまり期待してなかったが
音は、3台目より、明らかに良い(^^♪
3台目よりクリアで繊細だ。私好みだ(^^♪
まさにデジタル技術の進歩だと思う。素晴らしい。
ただし、SACDは再生できない。
SACDとCDの2層になっているのは再生できるが、
SACDのみ、というのは再生できない。
SACDのみは、
多くはないが何枚か持っているが残念(´;ω;`)ウゥゥ
まあ、これは仕方がない。
SACD再生を入れないぶん音のクォリティーを
上げたのだと思う。
そうだ、忘れるところだった。
今回書いたツィゴイネルワイゼンと
ゴールデンイヤリングスの関係については、
「一音九九楽」さん、というブログから得たものです。
よくぞ、こんなに調べたものだと感服しました。
その上、ペギー・リーなどの歌まで聴けるのです。
ありがとうございますm(__)m
興味ある方は、オリジナルの方に訪問してください。
ふー、長いこと書いた(;^ω^)
それでは、また、さようなら(^^♪
そうだ、忘れていた。現在ではジプシーとは言わない。
ロマというそうです。






