飴釉茶碗と言えば何を思い浮かべるでしょうか?


やっぱり楽家の脇窯である大樋焼イメージしますかね?


実は、今回紹介するのは桧垣良多さんの飴釉茶碗なので、大樋焼じゃないんですね


でも、私が飴釉の楽焼買うって珍しくない?笑笑


何が決め手になって彼の茶碗買ったかと言うと、


べっ甲飴のような秞調が気に入ったわけ笑笑




黒飴茶碗   桧垣良多作  銘「べっ甲飴」


この茶碗、

以前紹介した菱田さんの「油揚手陶漆茶碗」に似てません?

ひょっとして、またあの時の茶碗載せてんのか?

って思いませんでしたか?笑笑

面取りの感じなんかソックリだから










やや高めの温度で焼いた事で、

より釉薬が深く透明感があり、ササクレた土肌の凹凸で釉薬の濃淡(グラデーション)が出て、それが美しい釉調になっています



この茶碗の秞調見てると、

べっ甲アメかメガネかかんざしか?笑笑







今回は楽焼茶碗だったんですが、

赤、白、飴釉の楽焼って750℃〜800℃程で焼くのが一般的ですが、

この茶碗は比較的高温の950℃〜1000℃ぐらいで焼かれたそうです



以前茶の湯に使う茶碗は温まりにくくて冷めにくいのがいい茶碗だと言った事ありましたが、楽焼茶碗がそれですね


楽は比較的短時間で焼き上げるのですが、

これは表面の釉薬を溶かす事が目的で一般的な焼き物のように土を焼き締める事を重要としていません


実はこれには理由があって、土がしっかりと焼き締まらないので、内部に多くの気泡(穴)が残って魔法瓶のような状態となってるんです


エアクッキーやスポンジのイメージです


濃茶で数人で1碗を回し飲みするので、保温性が高く、冷めにくい事か重要で、

それを意図しての焼成らしいです


利休の考える「茶を喫する為の最上の茶碗」ですね




アレッ、「黒飴茶碗」?

「べっ甲飴茶碗」じゃなかったんですね笑笑