あるお客様から教えて頂いた
遠い昔の、お話。
それは、
今から30年以上も前のこと。
若く、志高い一人の青年が
わずかばかりの資金を手に
アメリカへと渡ったのが始まり。
彼が降り立った地は
アメリカの都、
ワシントンD.C.
初めてみる建物や街並み。
自分とは肌の色も、
話す言葉も違う人々
なにもかもが刺激的だった。
今まで見てきたものとは
全くの別世界で
まるで
新しい自分になったような
そんな気がした。
どこか現実的でない
夢の中にいるような日が続いた
ある夜のこと。
彼は足を止め
ゆっくりと、
ひとつ
呼吸をした。
今の自分には精一杯の
20$をポケットに忍ばせて
目の前の重い扉を開いた。。。