「大浦葡萄酒アイススィートスチューベン2016」
前回のメニューで使わせていただいた東京ワイナリーさんの作ったアーリーキャンベル(東京都立川産)
を使ったデザートワインが素晴らしく、それに感化されまして今年はジャパニーズデザートワインを色々と取り上げてみようと思います。
今回は山形の大浦葡萄酒さん。
果汁を凍結させて作るやり方なのでクリオコンセントレーションってやつですね。
華やかな芳香と優しい甘み。ボディは程よく軽いです。
「スチューベン」アメリカで育成された黒葡萄。
1947年に発表され、日本へは1952年(昭和27年)頃に導入されました。
糖度が高くて酸味が少ないので、甘みを強く感じます。
香りがよく果汁も豊富で、粒が多く日持ちがよいのも魅力。
「シャインマスカット」の母親「安芸津21号」の母親は「スチューベン」なので、
シャインマスカットはスチューベンの血を受け継いでいるそうな。
スチューベンは、その甘さと、普通冷蔵で2ヶ月貯蔵が出来る日持ちの良さもあり、
次第に「キャンベル」や「ナイアガラ」に変わるぶどうとして浸透して行ったそうです。
