日本酒の専門家が、私たち飲食店にどんな知識を提供してくれるのですか?

 

このようなご質問をいただきました。

 

日本酒 専門家 知識

 

この記事では、

私清水流美が、日本酒の専門家として

顧客である飲食店に提供できる知識についてお伝えします。

 

 

飲食店、特に個人経営や家族経営の小規模な飲食店の場合、

日本酒の専門家をスタッフに入れることができないかもしれません。

 

でも、「お客さまに日本酒ももっと楽しんでほしい」

という気持ちをお持ちでしたら、ぜひこの記事の続きをお読みください。

 

この記事を読むと

「いざとなったら頼れる専門家がいる!」

と思ってもらえると思います。

 

 

この記事を書いているのは、飲食店の日本酒監修が専門の、清水流美です。

日本酒 専門家 知識

2017年~2020年、日本酒バーを経営

日本ソムリエ協会 J.S.A.SAKE DIPLOMA

日本ソムリエ協会 J.S.A.SAKE検定講師

今は、日本酒の専門家を置けない小規模な飲食店に対して、

日本酒でよりお客さまに喜んでもらうアドバイスをしています。

 

 

 

 

それでは

 

日本酒の専門家清水流美が顧客に提供できる10の知識

 

お伝えいたします。

 

 

 

 日本酒の専門家清水流美が顧客に提供できる10の知識

 

 

 

 

 

 

知識1. 日本酒の専門家による日本酒の基礎知識

 

日本酒を提供する飲食店が知っておくべき日本酒の基礎知識は多岐に渡ります。

 

 

お客様に「サラダなど軽いものに合わせたいのですが、何を選べばいいですか?」

と質問されたときに、

 

「どれでも合いますよ。お好みの日本酒をどうぞ」

と答えてはいませんか?

 

それよりも、

 

「純米酒では、フレッシュサラダよりも日本酒の味わいが勝ってしまうかもしれません。

フレッシュサラダには、味わいが軽快で香りにどこかグリーンなど爽やかさを感じるこちらの本醸造がおすすめです。

少しアルコール度数も低めですので、サラダと合わせやすいです」

 

というように、専門的な知識を交えてお答えができれば、

お客さまは専門的な視点からの提案に感動し、

「ありがとうございます!ではそれでお願いします」

と、気持ちよく注文ができると思いませんか?

 

 

私は日本酒の専門家として、

日本酒の種類(純米酒、大吟醸、吟醸など)や製造工程、原料などの知識を

顧客である飲食店に共有します。

 

日本酒 専門家 知識
 

また、精米歩合やアルコール度数、酵母、酒母(速醸系・生酛系)など、

食事メニューやお客さま層に応じた選び方の基準をお伝えします。

 

 

 

 

知識2. 日本酒の専門家によるペアリングの知識

 

飲食店では、サラダなど軽い食事からメインのお肉などボリュームがあり味も濃いお料理まで、多岐に渡るお料理があります。

 

一方の日本酒も、香り系や、淡麗辛口から濃醇旨口、さらには熟成古酒まで実に香りや味わいの幅が広いです。

 

お客さまが自信の好みで日本酒を選ぶのも良いですが、

「このお料理にはこの日本酒がおすすめです。理由は…」

と一押ししてあげるだけで、

お客さまは選びやすくなり、

またそのペアリング体験が特別な体験として印象に残ります。

 

お客さまにペアリングを提案できるよう、

私は日本酒の専門家として、顧客である飲食店に

料理と日本酒の相性を高めるペアリングのポイントをご説明します。

 

 


また、店で提供している料理の味わいや香りに合わせた具体的な日本酒をご提案します。

 

 

日本酒 専門家 知識

 

 

 

知識3. 日本酒の専門家による季節ごとの日本酒選び

 

日本には「四季」があり季節ごとに美味しい食材やお料理がありますから、

季節ごとに料理に合う日本酒も変わってきます。

 

また、日本酒メニューが固定のものだけですと、

リピーターで日本酒好きなお客さまを十分に楽しませることができません。

 

私は日本酒の専門家として、顧客である飲食店に

春夏秋冬に合わせた日本酒の特徴を知識としてお伝えし、おすすめ銘柄をご紹介します。
また、季節限定酒や旬の食材との組み合わせをご提案します。

 

日本酒 専門家 知識

 

 

 

 

 

知識4. 日本酒の専門家による、提供温度による風味の違いをご説明

 

日本酒が他の醸造酒と大きく異なることは、

氷温から飛び切り燗まで、実に60度以上の温度差で楽しめることです。

 

冷酒のときにはつややかな飲み心地が特徴でどこか「カチっ」とした印象がある日本酒でも、

45度にあたためると、お米由来の優しい美味しさが膨らみ、いつまでもころころと口のなかで遊ばせたくるような日本酒に出会うことがあります。

 

様々な温度帯で表情が変わる日本酒の魅力を、飲食店のお客さまが知れば、

ますます日本酒が好きになると思いませんか?

 

私は日本酒の専門家として、顧客である飲食店がお客さまに最適な温度で日本酒を提供できるよう、次の知識をお伝えします。

 

  • 日本酒を冷酒、常温、燗で提供する際の風味の変化
  • 飲食店にある日本酒が、冷酒、常温、燗、どの温度帯に適しているか
  • 温度による味わいの違いを活用して、お客さまの「感動」体験を引き出す
 
日本酒 専門家 知識
 
 
先日ある飲食店でこのようなことがありました。
 
日本酒イベントを開催した際のメイン料理がステーキでした。
お肉は赤味で鉄板の上で一口大にカット、ソースはポン酢のあっさりしたもの。
 
 
イベント参加者に事前にアンケートを取りました。
「このお肉に、通常ならどんな飲料を合わせますか?」
 
ほとんどの方が「赤ワイン」でした。
 
 
日本酒 専門家 知識
 
 
 
そこで私は、赤ワインのタンニンでお肉の脂身を引き締める効果があることをご説明したうえで、
 
「このお肉は脂身ではなく赤味で、
 かつ細かくカットされていることとあっさりしたポン酢なので、
 口の中にべったりと油が残らないです。
 
 ほどよいふくらみがある純米酒を燗にしたものと合わせることで
 お肉の旨味と日本酒の旨味が口の中で合わさりより膨らみが出て、
 温かい日本酒により油がやさしく溶けていきます。
 タンニンで脂を引き締める赤ワインとはまた、違った体験ができますから、
 ぜひ燗の純米酒とペアリングしてみてください」
 
とお伝えしました。
 
 
日本酒 専門家 知識
 
 
 
その後アンケートを取ったところ、
ほとんどの方が「日本酒の燗が合った」と回答されました。
 
後日飲食店のシェフから
イベントに参加していたお客さまが後日来られて、
”日本酒の燗とステーキには感動した!はじめての体験だった!”と仰っていたことを伺いました。
 
 
日本酒 専門家 知識

 

 

 

知識5. 日本酒の専門家による、地域ごとの日本酒の特徴をご説明

 

実は、日本の全都道府県で日本酒は造られています。

地域によって土壌が違い、気候が違い、文化が違い、歴史が違い、水が違うため、

それらの違いが日本酒にも表れています。

 

飲食店スタッフがお客さまに地域ごとの日本酒の特徴をご説明できるよう、

私は日本酒の専門家として、各地域の日本酒の特徴や魅力をお伝えします。

 

日本酒 専門家 知識

 

 

また、地元の地酒を取り入れることで、地域を大切にしていることを表現するのか、

もしくは、各地の地酒を取り入れて、様々な地域をお客さまに感じていただくのか、

飲食店の考え方に応じたご提案をします。
 

 

 

 

知識6. 日本酒の専門家による、日本酒の保存と品質管理のご提案

 

せっかく美味しい日本酒も、管理の方法を間違えば、すぐに品質が変わってしまうものもあります。

とはいえ、冷蔵庫のスペースも限られており、すべての日本酒を冷蔵管理できないという事情もあることでしょう。

 

そこで私は、日本酒の専門家として、日本酒の保存と品質管理の知識を顧客であるお客さまにご提供します。

 

  • 適切な保存方法(温度、光)や開栓後の管理法。
  • 冷蔵保管すべきものと常温でもいいもの。
  • 品質が落ちた日本酒の特徴を識別する方法と、品質が落ちた日本酒の活用法

 

日本酒 専門家 知識

 

知識7. 日本酒の専門家による、飲み比べセットの作り方

 

「余っているから、これを飲み比べセットに入れよう」

 

間違っても、こんな飲み比べセットを作らないでください!

 

単品注文では体験できない体験が飲み比べセットにはあります。

それは「比べること」

 

比べることではじめて分かる、

香りの違い、味わいの違い、テクスチャーの違い、水の違い、米の違い、酵母の違い。

 

お客さまが「えぇ~!こんなに違うんだ!びっくり!!」

と、驚き感動しにっこり笑顔になるために、飲み比べセットを作りましょう。

 

私は日本酒の専門家として、顧客である飲食店に、

お客さまが驚き感動する日本酒の飲み比べセットの作り方の知識をお伝えします。
また、香りや味の特徴お客さまにに分かりやすく説明する工夫をお伝えします。

 

 

日本酒 専門家 知識

 

 

 

知識8. 日本酒に関するトレンド情報

 

弥生時代から2000年以上もの歴史がある日本酒は、

まだ完成形ではなく、常に進化しています。

 

特に近年はより食事に合わせやすいよう、

スパークリング清酒や低アルコールの日本酒も多くなってきています。

 

私は日本酒の専門家として、顧客である飲食店にトレンド(スパークリング日本酒、低アルコール日本酒など)の知識をお伝えします。
 

また、若年層やインバウンド観光客に人気の銘柄についてもお伝えします。

 

 

日本酒 専門家 知識

 

 

 

知識9. 日本酒の専門家による、日本酒のストーリーの伝え方

 

お客さまから注文を受けた日本酒を

「こちらは、〇〇でございます」と提供するのも一つですが、

 

「こちらは、〇〇県の〇〇でございます。

コロナが流行り飲食店が営業できなくなってしまったときに、

”このままではうちの日本酒を造ってくれている農家さんが農業を続けられなくなるかもしれない”

と思い、他の蔵とタッグを組んで熟成するためのお酒を造られたのです。

当時は飲食店が閉まっているから出荷できないけど、酒を造らなければ農家さんが困る。

だから、熟成させて何年か後にコロナが収まったときに飲んでもらうお酒を造られたのです。

素敵な考えをお持ちの蔵元さんだと思いませんか?」

 

というように、日本酒の背景にある思いや地域の特色をお伝えすることで、

お客さまは「ただ、美味しい飲料を飲む」という体験より何倍も深い体験ができるようになります。

 

お客さまが飲んでいる日本酒の奥に、作っている人の真剣なまなざしや笑顔をイメージでき、

その結果「ああ、今日は幸せだったな」と感じるのではないでしょうか。

 

私は、日本酒の専門家として、顧客である飲食店に、

蔵元の歴史や製造秘話、地域文化など、付加価値を高める情報を共有します。

日本酒 専門家 知識

 

 

 

 

知識10. 日本酒マーケティングの知識

 

実は、飲食店に訪れるほとんどのお客さまが、

メニューを見ただけでは、どんな日本酒か想像ついていません。

 

そのため、注文するときは次の4パターンになります。

 

  1. 適当に注文する
  2. 自分の知っている知識(純米酒、本醸造、都道府県など)だけで決める
  3. 名前で決める
  4. 店員の提案通りに注文する

 

1.~3.は、お客さまが選ぶことを楽しんでいるというより、

仕方なく選んでいる、という印象です。

これで本当に飲食店の時間が「楽しい時間」になるでしょうか?

 

4.のように店員とコミュニケーションを取りながらお客さまが決めていくのは確かに「楽しい時間」になりますが、

個人経営や家族経営など小規模な飲食店の場合、一人一人のお客さまに関われる時間は限られています。

 

そこで、大切になってくるのがメニューです。

 

私は、日本酒の専門家として、顧客である飲食店に

お客さまが注文しやすいメニュー表記や説明文の作成方法をご提案します。

 

 

 

 

 

この記事では、

日本酒の専門家清水流美が顧客に提供できる10の知識

について、お伝えしました。