稽古で大切なのは
そこに
《いる・存在する》
ということ。
教室にいる。
レッスンを受けに来ているからといって
存在している
とは限らない。
先生に見てもらうのが稽古ではない。
もちろん修正はかけるけれど
自分が何をしたいのかが見えてこなければ修正のかけようがない。
踊る前、
プレパレーションを見ただけで
その人が存在しているのか、いないのかがわかる。
大人数のクラスで思うのは
やはり存在していると
そこに軸というか存在感があり
自然と目がそこにいく。
テクニックが上手とか
足がたくさん開くとか
脚がたくさん上がるとか
そういうことではない。
自然と目が行く人は
地に足をつけ
そこに存在している人。
踊りに負けて
マリオネットのように動いている人には目が行かない。
プレパレーションをとれる。
そこに存在を主張出来るから
踊り手として役割を果たせるよう
観客の視線を惹き付ける。
クラスもそうでありたいと私は思います。
ＡＷＡＫＥ
小野真理子