歴史体に向き合うことで自分の過去が見える。少しずつ積み重ねたものが時を経て今の自分を作り上げている。どういう習慣でどういうレッスンの仕方をしたことで今に繋がってそして掘り下げるごとに深い記憶に繋がる。すると個人単位の話ではなく、日本人の骨格や生活様式、文化まで見えてくる。西洋の文化であるバレエをしていることで骨格が向いていない正座はするななど西洋化することが正解とは限らない。日本人であることを尊重することこそが西洋の文化を理解する近道では?と思う。小野真理子